俺たちはヒゲ剃りのことを何も知らない...初めて学ぶ「ヒゲにまつわるエトセトラ」

2014.03.24 12:00

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朝、ヒゲを剃るのはビジネスマンにとって欠かせない日課ですが、「ヒゲを剃るタイミングは起床後、どれぐらいの時間が肌にいいのか?」ということを知っている人は少ないのではないでしょうか。

日本のカミソリの老舗ブランド貝印が、この春、世界で初めて開発したカミソリ連動スマホアプリ「HIGE LIFE」は、"肌に良いヒゲ剃りテクニック"を楽しみながら学べるサービスです。ヒゲは、普段から何気なく剃っているもの。そんな日常習慣だからこそ、テクニックを知ることが大切なんだなと「HIGE LIFE」を使ってみて感じました。今回は、そのいくつかの例を紹介します。


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貝印の新発売カミソリXfit(クロスフィット)と、スマホアプリ「HIGE LIFE


HIGE LIFE」のコンテンツは、アプリラジオ「HIGE FM」と、ヒゲ診断「HIGE KARTE」の2つがあって、「HIGE FM」ではヒゲ剃りの基本テクニックやヒゲにまつわる面白ネタを、毎日1分という短い時間で教えてくれます。その中から、普段の生活に役立つネタをピックアップ。学校では教えてくれないヒゲ剃りの方法は、我流の人も多いと思います。でも「HIGE FM」を聞くと、これまで自分が正しいと思っていた方法が、実は間違っていたと気づくかもしれません。


ヒゲを剃るときに、気をつける3つのこと。


1. 朝起きて、すぐにヒゲを剃ってはダメ。


20分。これは、冒頭に書いた、「ヒゲ剃りのタイミングは、起床後どれぐらいの時間にすると肌にいいのか?」という設問に対する答えです。起きてすぐの時間帯は皮膚が体液で膨張しているため、ヒゲ剃りには適していないそうです。通常の状態に戻るのまでに20分ほどかかるといわれています。そのため、"シェービングは朝ごはんの後を目安に"するのがいいそうですよ。


2. ヒゲを柔らかくして、"カミソリ負け"にさよなら。


カミソリ負けの原因は、肌が弱いからだけではありません。ヒゲが硬い状態で剃ってしまうことも原因のひとつで、それによって皮膚にかかる負担が大きくなるそうです。ヒゲは、実は水分を吸収すると約40%も膨張して柔らかくなる特性を持っています。そのため、シャワーを浴びながらヒゲに水分を含ませ、その後でヒゲを剃るのが肌に優しい手順。正しい順序でヒゲを剃ることで、ヒゲ剃り負けは解消できるんですね。


3. "逆剃り"は、極力避ける。


カミソリを逆さにして、後ろから剃る「逆剃り」は、できればやらない方がいいそうです。「逆剃り」をすると、カミソリにかかる負担が増えると同時に、皮膚まで削ってしまう危険があるといわれています。ぼくもよくやってしまうのですが、もしやる場合は"順剃り"の後に"逆剃り"をすると、肌への負担は少し軽減できるそうなので、心がけてみてください。


話のネタになる、2つのヒゲヒストリー。


1. 日本のヒゲ剃りの発祥は、平安時代。

ヒゲ剃り文化は、いったい日本にいつ根付いたのか? 実は、日本では平安時代の半ば過ぎまで、僧侶以外はヒゲを生やすのが一般的だったそうです。ヒゲを剃る習慣ができたのは平安時代後期。貴族階級の男子が身だしなみを気にして、「眉つくり」や「薄化粧」などをするようになった頃から、ヒゲ剃りの歴史は始まったといわれています。


2. 江戸時代に、ヒゲを禁じる「大ヒゲ禁令」が発令。


戦乱の時代、ヒゲは武士たちにとって強さの象徴でした。しかし、1670年に「大ヒゲ禁令」が発令されました。いったいなぜなのか? 背景にあったのは、江戸時代になって世の中が落ち着き、武士が強さを誇る必要がなくなったからだと言われています。体力を持て余した武士たちは、そのはけ口として博打にのめり込むようになり、江戸の治安が乱れ、その取り締まりの一環として、なぜかヒゲまでが禁止になったそうです。強さの象徴が、悪者の象徴になってしまったのかもしれないですね。

さて、いかがでしたか? 普段、何気なく剃っているヒゲに、こんなにも逸話があるなんて、ちょっと面白いですよね。テクニックなどの有益情報や、ちょっとした会話にも使えるネタを、朝、ヒゲを剃りながら聞ける1分間ラジオにまとめているのが、「HIGE FM」です。


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「HIGE LIFE」アプリは、Xfit(クロスフィット)を認証してスタートする(左)。
「HIGE FM」の初代パーソナリティにはDJ赤坂さんが登場(右)。


HIGE LIFE」のすごいところは、面白いことを本気でやる、という、貝印の男前なマインドが伝わってくること。例えば、アプリ認証ひとつ取っても気が利いていて、新発売の使い捨て替え刃式カミソリXfit(クロスフィット)をスマホにかざすと認証される仕組みになっています。

また、「HIGE FM」では、たかがヒゲ情報(されどヒゲ情報!)のためにDJ赤坂泰彦さんはじめ、様々なゲストDJが替え刃を変えるように交代しながらヒゲ情報を伝えてくれます。そして「HIGE KARTE」では、自分のヒゲ写真を撮って送ると、専門スタッフが実際に写真を見て、ヒゲスタイルのカテゴリー診断を行ってくれます。こんな話を聞くと、きっと、貝印のスタッフはみんなシェービングを愛しているんだな、と、朝から微笑ましい気持ちになりませんか?


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「HIGE KARTE」の診断には、正面と横のヒゲ写真を送信する。
横からのショットが難しいので洗面所で鏡越しに撮影するのがおすすめ。
その後3つの項目に応えると、診断を行ってくれる。


そんな貝印のスタッフがチーム一丸となって開発した商品が、Xfit(クロスフィット)。使い捨てカミソリで国内No.1のシェアを誇る技術を結集して、使い捨てカミソリの手軽さと、替え刃式カミソリの機能性を併せました。パッケージにはホルダーと替え刃4枚が入っていて、2週間で新しい替え刃に交換。2ヶ月で使い切るシステムです。料金も、普通の替え刃式と比べると、年間で4,699円安くなるという計算だそうです。

替え刃カミソリも使い捨てカミソリも、たくさんのアイテムが出ているいまの時代、会社のマインドが見える商品を使いたいなと、ぼくは思います。製品そのものの素晴らしさはもちろんのこと、「HIGE LIFE」が「替え刃アラート」機能で2週間の交換時期を教えてくれたり、毎日1分間の「HIGE FM」がヒゲ剃りタイムを楽しくしてくれたり、貝印のサービスからは、ヒゲが生えるすべての男性が信頼できるパートナーシップを感じました。ヒゲを剃ることは毎日の身だしなみを整えること。その大切な儀式には、普段気づかないことを楽しく教えてくれる、パートナーが必要なのではないでしょうか。


HIGE LIFE」アプリをダウンロードしてXfit(クロスフィット)のフォルムを画面に合わせると、頼もしいパートナーとのヒゲライフのはじまり。きっと、浮気をする気もおきなくなっちゃうと思いますよ。


HIGE LIFE(iOS版)|iTunes
HIGE LIFE(Android版)|Google Play

(写真/向山蒼平 文・構成/松尾仁、奥畑瑞希)

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