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長崎の女児自殺 教育長発言に遺族抗議3月23日 14時13分
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去年、いじめを受けていた長崎市の小学6年の女子児童が自殺したことを巡り、長崎市の教育長が先週、児童が通っていた小学校で、卒業式の直前に来賓に対し、「片づくといいですね」と発言していたことが分かりました。
教育長はその場で陳謝しましたが、真相究明を求めている遺族は「あまりに不用意な発言」と文書で抗議しました。
長崎市では去年7月、小学6年の女子児童が自殺し、市の教育委員会は2件のいじめがあったと認めたものの、自殺との関係は判断できないとし、遺族が真相究明を求めています。
この問題を巡り、長崎市の馬場豊子教育長が、今月19日、児童が通っていた小学校で、卒業式に出席する直前の控え室で、来賓の1人に対し、「片づくといいですね」と発言していたことが分かりました。
その場にいた同級生の保護者から訂正を求められると、「このことばはよくなかった」と陳謝したということです。
教育委員会によりますと、教育長は「『落ち着けばいいですね』と来賓の方に言われ、丁寧に対応しなければならないという意味合いで答えた」と釈明しているということです。
遺族は「あまりに不用意な発言で失望を禁じ得ない」と抗議する文書を教育委員会に提出しました。
児童の母親は「発言を伝え聞いたとき、体から血の気が引いて、ショックでしばらく動けませんでした。娘の問題をやっかいごととして取り扱っているのかという印象を受けました」と話しています。
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