広告を売れ。数字をつめ。
どうしてできないのか?
数字の進捗がどうなってるのか、担当店舗一つ一つのヨミを報告しろ。
できないお前は、人間としてどうなのか?
毎日毎日、毎時間毎時間、こういうことを言われ続けた。
目標の数字設定はいつもむちゃくちゃだった。
基本的には、楽天市場の広告を売る。
しかし、広告の目標数字は、楽天市場の広告をすべて売っても到達できない。
そんなむちゃくちゃな状況もざらだ。
しかし売らなくちゃならない。
しかし売るものがない。
じゃぁ、どうするか?
資金力のない店舗さんに、むりやり夢を抱かせて、多額の広告費を払わせる。
もちろん、払った広告費が回収できるような売り上げがたつことはない。
そういうことを「店舗を燃やす」と表現していた。
店舗を燃やせ。
みんなわかっていた。
100万円の売上を目標にしている店舗さんなら、300万円分くらいの在庫はあって当然だ。100万円分のオーダーをさばくだけの人員も必要。
受注、確認、連絡、梱包、発送。
何か少しでも遅くなるようなら、レビュー欄にユーザーからの辛辣な意見が並ぶ。
この店舗はやばい。
夜逃げをされる前に、広告を売りつけろ。
燃やせ。
広告を売れ。
数字をつけろ。
資金回収は別の部署が担当する。
その月の口頭での確約さえとれれば数字としてつける。
店舗さんに広告費の請求がくるのは、掲載日から2か月後。
広告100万円で100万円の売上が作れるのなら、こんな楽な商売はない。
みんなが儲かっているはずだ。
店舗が燃える。
頭のおかしいECコンサルタントは笑う。
変だと思うECコンサルタントは目を背ける。
日々の数字に忙殺され、店舗さんが燃えていった記憶さえ失くしていきました。
楽天株式会社様へ
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つづく