大阪市長選:松井維新の会幹事長「重い民意だ」

毎日新聞 2014年03月23日 23時01分(最終更新 03月24日 00時23分)

大阪市長選で橋下徹氏の当選が確実となり、記者会見する大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事=大阪市中央区で2014年3月23日午後8時16分、長谷川直亮撮影
大阪市長選で橋下徹氏の当選が確実となり、記者会見する大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事=大阪市中央区で2014年3月23日午後8時16分、長谷川直亮撮影

 大阪維新の会の記者会見は午後8時15分ごろ、大阪市の同会本部で始まった。橋下徹さんは出席せず、代わりに松井一郎幹事長(大阪府知事)が「都構想の設計図を作っていい、見せてという意思表示にしっかり答えたい」と誓った。

 通常の選挙と違い、バンザイもせずに会見に臨んだ松井さん。過去最低の投票率を受け「盛り上がらない中で4人に1人が投票所に足を運んでくれたのは重い民意だ。直接市民の声を聞けて、選挙をした意義は十分あった」と反論した。

 維新は選挙期間中、制度設計を議論する法定協議会のメンバー入れ替えを掲げ、野党との対決姿勢を強調していた。会見では一転、「話し合いは拒否していない」「(都構想の)中身の議論をしたい」などと「話し合い」を連発。協議が決裂した場合に再度メンバー入れ替えを主張する可能性を問われると、「これから話し合いをするのに、もし駄目ならと言うとややこしくなる」とかわし、融和姿勢を見せた。【高瀬浩平】

最新写真特集