大阪市長:再選の橋下氏、1カ月ぶり復帰

毎日新聞 2014年03月24日 11時22分(最終更新 03月24日 12時04分)

大阪市長に再選後、初登庁する橋下徹氏=大阪市北区の大阪市役所で2014年3月24日午前10時51分、三浦博之撮影
大阪市長に再選後、初登庁する橋下徹氏=大阪市北区の大阪市役所で2014年3月24日午前10時51分、三浦博之撮影

 出直し大阪市長選で再選した橋下徹前市長(大阪維新の会代表)が24日、約1カ月ぶりに市長に復帰した。橋下氏は登庁時、市役所で報道陣の問いかけに笑顔を見せ、公務に就いた。午後に記者会見し、市長選の受け止めや大阪都構想の議論の進め方について説明する。

 橋下氏は選挙戦で大阪府・市両議会の野党を激しく批判し、都構想の制度設計をする法定協議会から反対派を排除することを公約に掲げた。しかし、選挙結果を受けた23日の記者会見で松井一郎維新幹事長(大阪府知事)は「排除の論理はない」と述べ、融和姿勢を見せている。野党に対する橋下氏の姿勢が、今後の焦点となる。

 一方、公明、自民、民主、共産の野党4党は23日夜も、市議団幹部がそろって記者会見し、反橋下氏で連携している。来年12月に任期満了を迎える橋下氏の対抗馬について、公明市議が「4会派が協調できる候補者を擁立したい」と語るなど、対決姿勢を強めている。【山下貴史、村上尊一、茶谷亮】

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