大阪市長選:大村愛知知事、低投票率「異常」

毎日新聞 2014年03月24日 11時59分(最終更新 03月24日 12時18分)

 日本維新の会共同代表の橋下徹氏が再選された23日の出直し大阪市長選について、愛知県の大村秀章知事は24日の定例記者会見で「(橋下氏が)有権者の信任を得たということ」と評価した。一方で、23.59%という低投票率について、「圧勝が予想されたとはいえ、異常な事態だ」と述べた。

 低投票率について、大村知事は「主要政党が候補者を出さなかったため」と分析しつつも、「3割は超えると思っていた。無効票も多い」と驚きをみせた。ただし「信任は得たのだから、橋下さんは大阪都構想をさらに突き詰めていくだろう」との見方を示した。

 一方、大村知事自身が進める中京都構想については「大阪とはもともと方向が違う。(今回の選挙結果による)影響はない」とし、「現段階での考えを近く、まとめたい」と話した。【高橋昌紀】

最新写真特集