ハーグ=倉重奈苗、貝瀬秋彦
2014年3月24日11時26分
中国の習近平(シーチンピン)国家主席と韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が23日夜(日本時間24日未明)、核保安サミット出席のため訪れているオランダで会談した。習氏は朝鮮独立運動家の安重根(アンジュングン)をたたえる記念館が中国に完成したことを評価し、朴氏も感謝の意を表明。歴史認識問題で対立する日本を牽制(けんせい)した。
韓国側によると習氏は会談の冒頭、初代韓国統監だった伊藤博文を暗殺した安重根の記念館について「私が建設を直接指示した。両国国民の重要なきずなになっている」と発言。西安市でも、旧日本軍に抵抗した大韓民国臨時政府の軍事拠点に関する記念碑の設置を韓国政府の要請で進めていることを強調した。
朴氏は「韓中の友好協力関係のいい象徴になる」などと答えた。
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朝日新聞国際報道部
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