生まれてくるのは不幸か、あるいは幸せか。そういうことを考えています。
幸せか不幸かは、一人一人の主観で決まることなので、考えてもムダなことなのかもしれませんが、とりあえず私の考えを書いていこうと思います。(以下、私の考えを書きますが、私と違う考えの人を批判する意図はありません)
私には、生まれてきて良かった、という考え方をする人を見るたびに、胸に湧き起こるモヤモヤがあります。「ほんとうにそう思ってるの?」「それって今、精神状態が高揚してるからそう思っているだけでは?」というような気持ちです。私にとって、生まれてきて良かったという気持ちは、はかないものです。一瞬、苦しさを忘れたときとか、なにか勘違いをしているときとか、そういうときに起こります。
反対に、生まれてこないほうが良かったという気持ちは、私にとってある程度、強固なものです。
生まれてこなければ、食べ物を心配する必要もないし、お金がなくて苦労する必要もないし、障害や病気に悩まされることもないし、苦労を乗り越える必要もない。もちろん生まれてこなければ楽しいことも味わえないけれど、楽しいことというのは苦労があるからこそ輝くもので、苦労がなければ必要のないもの・特に価値のないものなんだと思っています。
とはいえ、現在の私は生まれてきてしまったし、生きてしまっているので、「生まれてこないほうが良かった」という気持ちは非常に苦しいものです。そう思いながら生きるのは、とてもダルいです。だから半ば躁状態で「生まれてきて良かった!」と思いたがって、自分を洗脳するときがあります。私にとって「生まれてきて良かった」という感情は、そういうものなので、生まれてきたことを肯定する人をみると、疑問を覚えてしまうのです。
もちろん、その人は私とは違う感覚を持っているから、そう感じるのでしょうし、そう感じることを否定したいとかいう意図はありません。ただ、私はモヤモヤっと感じる、というだけの話です。
私は、生まれてこないほうがベターだと思うけれど、自分はすでに生まれてきてしまったのだから、より快適に生きられるような努力はしたい。その一つの手段として「生まれてきて良かった」と思うときがあるし、その手段はときに有用だと思う。でも実際は「生まれてこないほうが良い」よね。と、そういうふうに考えています。なので私は、どっちかといったら、生まれてくることは不幸だと思っています。
私は今日も前向きにだらだら生きています。
よもちかでした。