出直し大阪市長選では、無効票が6万7506票(13・53%)に上った。記録の残る1951年以降では63年の5万9445票(4・71%)を上回る過去最多。無効票のうち白票は4万5098票を占めた。

 無効票は白票のほか、判読できなかったり候補者名以外が記されたりしてもカウントされる。主要政党が対立候補を擁立せず、有権者の受け皿がなかったことが大量の無効票につながったとみられる。

 投票率23・59%は過去の政令指定市長選の中でも6番目に低い。市民の関心の低さがうかがえる。