引越し費用はいくらかかった?
楽天リサーチ株式会社をつうじて、18~69歳の男女2万人に対してインターネット調査「引越しに関する調査」を実施(2012年11月22日~2012年12月5日)した。そこで得られた回答から見えてくる、みんなの引越し費用の実態を紹介しよう。
一番高いのは新年度が始まる3、4月。次に高いのは7、8月の夏休み時期
■引越し平均金額 高い月ランキング
※小数点以下は四捨五入で表示。
※金額は、単身・夫婦・ファミリーでの引越しを含む
引越しで気になるのが、かかる費用。そこでアンケート調査から、一番引越し費用の高かった時期をチェックしよう。
引越し費用の平均金額を月別で集計してみると、一番高かったのは、予想通り新年度が始まる3、4月が上位2位を占めた。
次に多かったのは、7、8月の夏休みシーズン。ただし3位以降9位までは9万円台と引越し費用は大差ないということが分かった。一方、一番安かったのは11月で8万円台後半と、冬のシーズンだった。この時期には、引越しする人が少ないせいか、引越し費用も安く収まっているということが判明している。
会社の辞令や進学など、どうしてもその時期に引越しをしないと困るという人以外は冬のシーズンを選んで引越しするのがいいだろう。
3トントラック利用で10万円台の大台になることが分かった
■荷物量別 引越しの平均金額
移動距離にもよるが、荷物量によって費用の差はどれくらいあるのだろうか。そこで荷物量別に引越し費用の平均額を計算してみた。
2トントラックを利用する場合の平均金額は8万円台。3トントラックになると、引越し費用は10万円を突破。10トン以上にもなると、倍の20万円近くになってしまう。もし、費用を安く抑えたいのなら、あくまで近距離の場合だが、自分でトラックを借りてきて、一部自分たちで運ぶというのもアリ。ただし、自分たちだけでは運べないような大きなものは、引越し会社に任せたほうが傷がつきにくいなどのメリットもある。とにかく、優先すべきは費用なのか、手軽さなのか、それを事前にハッキリさせておくといいだろう。
50kmを超えると、10万円台に金額はアップする
■引越し距離と費用の関係
荷物量と同じく気になるのが、移動距離と引越し費用の関係。
どれくらいになると、費用は上がるのだろうか。早速、距離別に引越し費用の金額を集計してみた。すると、50kmまでであれば、7~8万円台と費用は変わらないのに対して、それ以上になると費用が変わってくることが分かった。ちなみに大阪~東京間は直線距離にすると、だいたい400km程度。それ以上離れた距離の移動になると、費用は20万円近くになることが分かる。
では、こうした場合に引越し費用を節約するのにはどうしたらいいのだろうか。段ボールやガムテープなどの無料サービスと言われるものは、見積もり金額に含まれていることが多いので、自分で調達するといくらくらい変わるのかを引越し会社に費用を聞いてみよう。自分でできるところは自分でやる、のが引越し費用を抑えるための秘訣といえる。
「エレベーターのあり、なし」は費用への影響は少
■引越し前の住まいでエレベーターのありなしで変わる料金
費用があまり変わらなかったのが、エレベーターのあり、なし。
エレベーターの有無は多少、費用に関係するのではないかと予測していたが、あまり費用には関係ないようだ。引越しの見積もりがトラックの大きさと荷物量、距離などによって何人の作業員を手配するのかが基準になっており、引越しの作業のしやすさなどはあまり考慮されていないのではないかと思われる。一番高かったのは、一戸建てだが、これはエレベーターありかどうかということよりも単純に荷物量が多いためと考えられる。
- <調査概要>
- 「引越しに関する実態把握調査」(リクルート住まいカンパニー)
- 【調査実施時期】 2012年11月22日(木) ~2012年12月5日(水)
- 【調査対象者】 18~69歳の男女
- 【調査方法】 インターネット調査
- 【有効回答数】 20,000s
- 【調査実施機関】楽天リサーチ株式会社
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