以前からこの表記は疑問でした
一般的に「日本人の成人が1分間に何文字読めるか」という「読書速度(と呼ばれているらしい)」を計測すると「500~600文字/分が平均値」という説が有力なようです。(信ぴょう性はともかく、「読書 速度 何文字」などで検索すると、たくさん出てきます)
その読書速度の平均値を利用して、記事の総文字数から「この記事はxx分で読めます」という算出をし、表記をしているWebサイトをたまに見かけます。記事が3000文字あったら、3000÷600=5分。だから「この記事は5分で読めます」みたいな。シンプルな算出方法ですね。
「5分で読めます」は「読めない」ことが往々にしてある
100%と言ってもいいです。私は「この記事はxx分で読めます」を大幅に超えて読み終えてるんですよね・・・「5分で読めます」と書いてあったら、たぶん10分弱くらいかかっちゃう。
読書速度を計測できるこちらのサイトで調べると、私は約330文字/分でした。ご自身の「読書速度」が気になる方は、遊び程度に一度試されてもいいかもです。
記事を読む前にめっちゃひっかかるんです
「この記事は5分で読めます」という表記は「いや、全然5分じゃ読めないんだけどな・・・」という感想を私は持ちます。他にも、こういった意見もみつけました。
「この記事は8分で読めます」 ( ˘ω˘ ).。oO(1記事に8分も時間使ってられるかいな・・・もっと要点まとめて書いて・・・!)
— 牛角@孤独のRunaway (@gokaku_go) March 20, 2014
それこそ人によって時間の価値というか、長い短いっていう感覚は違うんでしょうけど、なまじ表記があるから記事本来のところとは関係のないところでひっかかっちゃうんですよね。
いや、関係あるか。そこに時間を「かける」「かけない」の判断材料としても使われる。ってことは、記事に大きく関わるじゃないすか。
「この記事はxx分で読めます」の表記は地雷なのか?とも考えてしまうような事象。なんだか、不用意に入れてはいけない気がしてきました!
どんな表記ならいいだろう?
検索エンジン・SNSなど、何らかの経路でWebサイトに訪れてもらうこと自体、奇跡に近いと考えています。なので、記事を読んでもらえる機会はとても大切にしたいです。
「この記事は5分で読めます」表記をしようと決定している方もいらっしゃると思うんですが、表記の仕方は、今一度考えたほうがいいんじゃないかと思いました。
- この記事は5分で読めます。だいたい500~600文字/分で読める計算です。
- この記事は5分で読めます。筆者の中ではね!
- この記事は5分で読めます。あなたは何分で読めます?
- この記事は5分で読めます。ちょっとだけ時間ください!
- この記事は5分で読めます。後でもいいんで読んでほしいっす!
- この記事は5分で読めます。体調が良かったら4分で読めるかも!
などなど・・・?なんか、どう書いたとしても同じような感想を持つかもな・・・最適解があれば知りたい!
「読めます」は「読了」ってこと
私は「読める=読了する」って意味で捉えています。文脈をたどって論旨を理解しながら読むと、とても500~600文字/分という速度は出せないです。個人的には、ですよ。
私の理解度の問題や、記事中に難しい漢字を使っていたら、その漢字の意味を調べてから少し戻って読み直したりすることが多いんで、そういった理由で読書速度が遅いんでしょうけども。
なので、記事で扱っている題材や各々が持っている前提知識などなどによって読書速度って変わるじゃない?ってことがわかりますね。速読の練習、やってみようかな。専門書もたくさん出ていますしね。おすすめの書籍や方法がありましたら、是非ともご教示いただけますと嬉しいです。
「何のための」「誰のための」表記なのか
というわけで「この記事はxx分で読めます」ってどうやって算出してるんだろ?という雑談を先日していまして、そこからうまれた記事でした。
ちなみにこの記事は2000文字ちょっとあります。500~600文字/分で算出すると約4分以内で読める記事だそうです。僕は、自分で書いたんで文章を読み慣れている分、初めて読む方よりは速く読めると思います。が、題材が題材なので、日が経って読み直せば10分くらいかかってしまうかも。
いろいろと振り返って、もう一度「この記事はxx分で読めます」の表記はどうすればいいかを考えると、けっこう難しい。
ほんとは「こうすればいいよ!」という方法が具体的に示せるといいんですけどね。実装方法は結構巷でみつかるけど「何のために」「誰のために」「どう書くのがいいのか」。何を以って実装しているのか、しっくりくる解が見つからないんです・・・!
・・・まあでも、先ほど例に挙げた「この記事は5分で読めます。俺の中ではな!」みたいな表記があったらちょっと笑って読んでしまうかも。何度も使えない、出オチ感は多少ありますが・・・。(参考:お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではなとは)
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