「脱・原発!太陽光発電へ」
菅総理の要請を受け、中部電力は浜岡原発の全面停止を受諾した。一民間企業にとって理不尽な指示だが、「国民の安全の為に!」と言う建前には逆らう事が出来ないでしょう。止むを得ない判断です。
唯、浜岡原発の全面停止が将来の脱・原発に繋がる事を祈るばかりです。今回の福島第一原発の事故によって、原発の安全神話は完全に崩れました。世界の人たちも、日本国民も判ったと思います。
今後、原発を新しく建設する事は、地元住民はもとより日本国民全員が許さないでしょう。とすれば、日本のエネルギー政策は脱原発に向かう事になります。それが当然の結論でしょう。
ドイツでは国を挙げて「脱原発宣言!」を発しました。国民の安全を護るには、エネルギー政策の変更は避けて通れない道だと思います。世界人類は、無限ではない化石エネルギーの未来を考えると、帰するところ、自然エネルギーに頼ざを得ません。
風力発電・地熱発電等が考えられますが、安定的な電力供給手段としては「太陽光発電」が主力になると思います。太陽光発電のエネルギーは永遠に無限であり、一切無料で供給を受けることが出来ます。
発電装置も、各家庭単位・各企業単位で設置できるし、大型の公共投資も必要ありません。唯一欠点は、当初の設置費用が嵩む事でしょう。しかし、新しい原発を建設する費用や危険性を考えれば問題ではありません。
私事ですが、10年前、我が家に太陽光発電装置を設置したとき約250万円でした。現在、一般家庭用の設備費は約150万円です。若し、国が半額補助金を出して推進すれば、需要増により100万円を割るでしょう。
とすれば、個人負担は50万円を切る投資で、太陽光発電装置を設置する事が可能になります。国は法律で、今後、新築する建物には太陽光発電装置の設置を義務付け、半額の補助金を支給すべきです。
そして、順次全国の家庭の屋根に格安な太陽光発電装置を普及してゆけば、原発を廃止しても、電力供給問題は100%解決できるでしょう。国民の安全と生活環境の改善に資する一石二鳥の政策なのです。
但し、この政策には、政治利権集団からの反対が強いでしょう。原発建設には利権が付き物です。闇の中で莫大な利権が発生します。強力な権力組織が、国民の安全を護る為の政策を潰しに掛かるでしょう。
何故なら、「太陽光発電推進政策」には、利権の入り込む余地は殆ど無いからです。若し有るとすれば、太陽光発電装置製造企業を巡る限定的なものでしょう。しかし、企業も需要を喚起する為、排除に努力するでしょう。
全国の家庭・企業が挙って「太陽光発電」に群がれば、企業競争が激化し、販売価格・装置の効率化・アフターサービスの向上が始まり、現在の地デジ薄型TVを髣髴される普及が見込まれると思います。
最後に、『太陽光発電装置』(標準的)を設置した場合。電気料金が如何になるか、経験者として説明したいと思います。深夜電力使用温水器・IH調理器使用のオール電化契約で年間約10万円の節約になりました。
これは、10年前の設置当時の計算で、現在は余剰電力売電金額が倍額の48円になりましたので、年間12万円は確実だと思います。若し、半額程度の補助金が実現できれば5年程度で減価償却が可能です。
償却後は、毎年約12万円程度の別途収入が見込めるのです。太陽光発電装置が効率的に採算に達しないと考えるのは間違いだと思います。勿論、国の補助金政策が実現する事が条件ですが・・・。
『脱原発』を図り、国民の安全と自然エネルギー政策を推進する事が、全世界に、日本の原発事故にて不信を呼んだ事の対する、謝罪の意味でも
必須の決断だと思います。利権を求める政治家を排除して・・・。熱海の爺
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