爺の独り言！

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浜岡原発全面停止へ！

　　　「浜岡原発全面停止へ！」

　菅総理は浜岡原発を停止するに当たり、防潮堤が出来るまでとか、中部電力管内の需給バランスに支障が無いようにとか逃げ道を用意しているが、民間企業である中部電力の業務に圧力を掛ける愚を犯した。

　近く東海地震が起こると言いはやされて既に３０年が経った。静岡県民は毎年９月１日に防災訓練を重ね、災害に備えてきたが一向に気配が見えず、ある種の諦めと倦怠感さえ漂い始めていた。

　今回の東日本大震災が起き目が覚めた思いです。何時の日か東海地震が起こることは事実でしょう。浜岡原発もある程度の被害を蒙る事はあるでしょう。しかし、福島第一原発と同じ損害を受けるでしょうか！。

　誰にも予測できない事を想定外というのです。原発は日本の最高技術を尽くして建設された施設です。単なる地震で有れば充分耐えられる強度を備えているはずです。東海地震想定地区の真ん中にありますが・・・。

　東日本大震災との違いは、津波のメカニズムから言えば、真正面に太平洋が広がっていても、リアス式海岸とは違い地形的に十数メートルの津波が発生するとは、素人考えでも有り得ません。

　万一、それ程の大津波が静岡県沿岸を襲えば、今行われている防災訓練なぞ何の役にも立たず、甚大な被害を蒙る事になります。人的被害も東日本大震災の数倍に及ぶでしょう。

　浜岡原発に巨大な防潮堤を築くなら、静岡県沿岸に同じ程度の防潮堤を延々と築く必要性があります。しかし、岩手県沿岸にあった万里の長城のような防潮堤が少しでも役にたったでしょうか！。ご存知の通りです。

　浜岡原発が停止すれば、西日本から１００万キロワットの送電は不可能になり、今年の夏、首都圏で電力不足に陥るのは眼に見えています。又、これが前例となり、各地の原発が停止する事態になれば如何しますか！。

　菅総理の軽率な判断が世界に冠たる日本の産業を壊滅に導く事になったら恐ろしい事態になります。確かに、浜岡原発の危険性は地元の人間として充分承知しておりますが、今少し冷静な判断も必要かと思います。

　決して原子力発電政策に賛成するわけでは有りませんが、放射能の危険性を恐れる余り、拙速な政策変更は日本を大混乱に貶める恐れがあるのです。一歩足を止めて冷静な判断が必要だと思います。　　熱海の爺

福島第一で10ｍ超とされていますので、20ｍ以上の高さで厚さも充分な防潮堤という名の防護壁を四方に巡らすのでしょう。周辺の民家が津波に流されようとも、原発は無事という計画かと。線や面を守る事は難しいですが、点ならば防御は容易です。

[ 憂国烈士 ]

2011/5/8(日) 午前 5:28
憂国烈士さん、浜岡原発の海岸には、巨大な砂丘があります。海面から目測ですが１５メートル以上です。幅も防潮堤の比ではない厚みがあります。過去の津波の記録は６メートル程度です。想定外の津波が来た場合はわかりませんが、巨額の税金を投入して防潮堤を造るのは無駄使いでしょう。新規原発建設が不可能なら、何れ廃炉になる浜岡原発なのですから・・・。

[ 熱海の爺 ]

2011/5/8(日) 午前 7:52