爺の独り言！

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東電清水社長に罵詈雑言！

　　　「東電清水社長に罵詈雑言！」

　福島県浪江町の被災者がＴＶカメラの前で、東電清水社長に罵詈雑言を浴びせる場面が映し出された。確かに、今回の大震災・大津波による原発事故の被災者としては、怒り心頭の発している事は理解できる。

　しかし、被災地を訪問しお詫びの行脚を繰り返す東京電力首脳に対し礼を失した発言は如何かと思う。今回の事故で何を求め、何をして欲しいか冷静に話し合いをするのが第一義の目的ではないでしょうか！。

　『清水・土下座しろ！』と怒鳴った人物は何者なのか！。ＴＶ画面には映らなかったが、この一言は無礼そのものです。清水社長達はやむを得ず床に正座して頭を下げた。それで溜飲を下げたのでしょうか！。

　幾ら被災を受け悲惨な現状に置かれ、家族・親戚・友人・知人に亡くなられた方も多く出たでしょう。しかし、人間として、お詫びに訪れた客に罵詈雑言を浴びせる非礼を犯してはならないと思います。

　日本人は礼節を重んじる民族と世界から評価されています。怒りに任せ罵詈雑言を浴びせる感情的な行動は自らを貶める事になります。今回の震災で被害を受けた国民は何百万人に及ぶでしょう。

　その人達が、皆感情に走り、怒りをぶちまけてしまえば、日本の社会は大混乱に陥ったでしょう。然るに、被災者の大多数は冷静に事態の改善される推移を認め、現状を回復する為に日夜努力しているのです。

　又、被災地に届いた善意の救援物資の山や、労を惜しまずボランティア活動に励む若者達を、被災者・避難者の皆さんは感謝の言葉で迎えています。勿論、両陛下のご訪問にも感激の言葉が溢れました。

　然るに、何故、お見舞いに訪れた菅総理や東電首脳達に罵詈雑言で報いるのでしょう。福島第一原発の事故は100％東電の責任でしょうか！。その原因は１．０００年に一度の大天災に他ならないのです。

　嘗て，ソ連のチェルノブイル原発事故は、単純な運転ミスが原因と云われています。今回の事故は飽くまでも第一義的には大震災・大津波が起因した事故なのです。全ての責任を東電に負わせる事は出来ません。

　今後はいざ知らず、現在日本のエネルギーの４０％は原子力発電の恩恵に浴しているのです。国民の文化生活も、社会を支える産業も原子力発電無くしては成り立たないのです。責任の一端は国民にもあるのです。

　あの罵詈雑言を吐いた福島県浪江町の住民も、原子力発電所に何らかの恩恵に与って来たことは否めないでしょう。「東電が国民や住民を騙した」と非難するのは簡単です。しかし、非難するだけで解決しないのです。

　日本人は如何なる場面でも冷静沈着、礼節を重んじ、秩序を護り、互助精神を発揮する民族だと、世界の人々から賞賛を浴びました。一部の人達が感情に走り、礼儀を忘れた行動を残念でなりません。　　　熱海の爺

抑え切れない感情の爆発、行き過ぎだとも思いますが、対応すべき人物とそうではない方々へ接する態度は自ずと変わって来てしまうのは致し方無いでしょう。自分があの立場に置かれて「よく来て頂きました。」とは口が裂けても言えません。役員報酬半減でも年収2,000万という報道も彼等の憤りを助長しているでしょうし、やはり原発は絶対、安全という口にしてはならぬ事を口にした以上、原発周辺住民の怒りは収まらないでしょう。清水社長一人の責任ではないのも事実ですが。

[ 憂国烈士 ]

2011/5/5(木) 午後 2:01
憂国烈士さん、「原発は絶対安全！」は国方針であり、その方針に従って動いたので、一民間企業が公言したわけではないと思います。原発が１００％安全だと誰も信じてはいません。故に、原発反対運動が活発に行われ、絶対拒否した地域住民も存在します。今更「騙された！」では済まされません。一般国民も地元住民も確かな恩恵に浴していたのですから・・・。但し、役員報酬は全額返上すべきでしょうね。

[ 熱海の爺 ]

2011/5/5(木) 午後 3:13