SMAP木村拓哉主演のテレビ朝日開局55周年2夜連続スペシャルドラマ「宮本武蔵」(3月15、16日放送)の視聴率が14・2%、12・6%と低調に終わった(ビデオリサーチ調べ=関東地区)。米倉涼子主演の同55周年ドラマ「家政婦は見た!」(同2日)が17・4%だったこともあり散々のいわれようだ。
キムタクには不向きといわれ続けた時代劇への挑戦だった。
「結局は何をやらせてもキムタクはキムタクでしかないということを象徴するドラマだったかもしれません。それでも時代劇も悪くはないとか、殺陣は良かったなどの評価もあります」とテレビ局関係者。
テレビ離れが叫ばれる現状では、いくらキムタクでもかつてのように毎回20〜30%台をマークするのは至難のワザ。
「視聴率が取れないという評価も厳密にいえば“キムタクにしては数字が取れない”ということ。それは“育ての親”であるI女史もよく分かっている。だから環境を変えて、新たな試みをしている。その意味では新たなキムタク像が出来上がる可能性だってあるんです」と芸能プロ関係者。
その新たな試みがテレビ朝日のドラマ出演だった。TBSとフジテレビのドラマに繰り返し出演してきたキムタクにとって、実に1995年以来19年ぶりとなる。
「TBSにしてもフジにしても、キムタクを使って何をしていいのか、何をすれば数字が上がるのか分からなくなってきている。そんな現状から脱出するために、I女史はテレ朝にキムタク主演ドラマを持っていった。さらに水面下では日テレも動いている」と前出の芸能プロ関係者。
キムタクの日本テレビドラマ出演もテレ朝同様、10年以上もさかのぼらないとない。
「以前、日テレが深夜に放送していたジャニーズタレントの旅番組『J’J』の制作スタッフを、I女史がかなり気に入っていたそうです。お気に入りの制作スタッフがちょうど人事異動でドラマ制作部門に移ったとかで、I女史はキムタクドラマをやってみたいという願望をもらしているんです。当然、キムタクの新しい一面が見られるかもしれないという期待込みでしょうけど」と前出の芸能プロ関係者。
フジでは10月期にキムタク主演の大ヒットドラマ「HERO」(2001年1月期)の続編を放送予定だが、仮に不発だったら…キムタクでは視聴率を稼げないという評価が再燃するだろう。それならキムタクを生かしきれないテレビ局に見切りをつけて、他局で新たなキムタクを“開拓”するのが得策——さすがI女史ならではの戦略といえよう。
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