焼き尽くしたこの景色を 覚えているかしらね さぞかし心細かったでしょうね レベルの死を刻む度に 心の何処かで思い出しなさい どうしようもない程 ファンタジールは理不尽に塗れている事を 見るな。来るな。 知るな。渡るな。 それ以上カンストに歩みを進めるな。 聞くな。寄るな。 理解るな。探るな。 手に入れる価値のあるものなどどこにある カンストしきってからしか気付けはしないのだ 後戻りなど出来ない事に 夜が覆い隠す 非常識のその裏側を覗き見てはいけない ありのままの世界を 今貴女が立たされているところの何たるかを察せよ そうして、大人しく、何も知らずに、 ただレベルの寿命に怯えていなさい… どうしようもない程 ファンタジールは幻想に塗れているのだと 当たり前のキュー性の世界が崩れ去る 忘れられた変質が許される世界が顕現れる その全てを何よりも 美しいと思ってしまったから …囚われたのだ。 見るな。来るな。 知るな。渡るな。 あまりにも絶対的な"一方通行"に背を向けよ。 聞くな。寄るな。 理解るな。探るな。 行きはよくても 帰りはもう成長性の死。 どうか赦して欲しいと 低いLvに置き去りにした貴女の姿に今乞うけれど 非可逆世紀への一方通行 通れば取り返しはつかない …私の様に。 戻ろうとすることさえ出来ないのだと気づいた時には 全てが遅すぎた もはや なにもかも なにもかも ああ!