原発訴訟で函館市長「住民無視」
大間の建設差し止め
電源開発(Jパワー)や国に大間原発の建設差し止めなどを求める訴訟を自治体として起こす北海道函館市の工藤寿樹市長が共同通信のインタビューで「事故が起きれば近隣自治体も合わせて約35万人が避難しきれなくなる。住民無視、人命軽視だ」と述べた。
Jパワーは大間原発が規制基準を満たすかどうかの審査を今秋にも原子力規制委員会に申請することを表明。一方、函館側では提訴の可否を問う議案などが市議会最終日の26日に議決される見通しで、市は4月3日、東京地裁に提訴する方針。
工藤市長は福島原発事故に触れ、「安全神話にだまされ、うのみにしていた責任を感じる」と話した。
(カテゴリー:科学・環境)