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uLilithSuite


プラグインの特徴・機能

アルバムジャケット画像と歌詞の表示を支援するプラグインです。
音楽ファイルとは別ファイルの画像・歌詞ファイルだけでなく
音楽ファイルのタグ内に埋め込まれた画像・歌詞の表示にも対応しています。
また、アルバムジャケット画像の下部に、アルバムジャケットと同じ画像を
水面に反射させたような画像効果(「リフレクション」)を表示することも可能です。
画像ファイルをジャケット画像として表示する場合、folder.jpgだけでなく
cover.jpgなど他のファイル名の画像ファイルを指定することもできます。


使用前の準備

まず、uLilithSuiteのプラグインファイル(gpiファイル)をインストールしてください。
現在のuLilithで使用可能な最新のuLilithSuiteプラグインは 2013/01/28 から
Project9k公式サイトのuLilith特設掲示板の 『uLilithSuite 改スレッド』 で配布されています。
  • 現在の最新バージョンは Ver.1.10 です。( 2014/03/21 公開)
  • Ver.1.01、1.02(『uLilithSuite - uLilith Plugin』で配布されているもの)も現在のuLilithで使用可能ですが、
一部の環境で「サブウィンドウを開閉した時に それ以降アルバムジャケットが変更されなくなる(プラグインの動作が停止する)
不具合が発生するようです。
  • Project9kの掲示板の『uLilithSuiteスレッド( 2009年のスレッド )』で配布されているものは、
 プラグイン仕様が変更される前の古いバージョンなので、現在のuLilithでは使用できません。

uLilithが起動していないときに、zipファイル内の「uLilithSuite.gpi」【※】を
uLilithのインストールフォルダの「Plugin」フォルダに移動してください。
(※zipファイルの「x86」フォルダ内のuLilithSuite.gpi=x86版・x86版SSE2差分・Core2版用
  「x64」フォルダ内のuLilithSuite.gpi=x64版・x64Core2版用)
☆64bitOS環境でuLilithを使用している場合の注意点
 「uLilithSuite.gpi」の x86/x64 は 使用しているuLilith本体に合わせてください。
 OSが64bitOSであっても x86版・x86版SSE2差分・Core2版 を使用している場合は
 x64ではなく x86 のuLilithSuite.gpiをインストールしてください。

.Net Frameworkのインストール
uLilithSuiteの動作には『.Net Framework 3.5 SP1』も必要です。
Windows XP / Vista / 8 / 8.1は初期状態ではインストール(8 / 8.1は有効化)されていないので、
インストールしていない場合はWindows UpdateかMicrosoftのダウンロードセンターで入手してください。
(Windows 7は『.Net Framework 3.5.1』が標準搭載されています。)
Windows XP / Vista の場合
以下の【A】【B】【C】のうちどれか1つの方法でインストールしてください。
【A】Windows Updateでインストールする
【B】『.Net Framework 3.5 SP1』のインストーラを利用してインストールする
上記URLのページでインストーラをダウンロードし、インターネットに接続した状態でインストーラを実行してください。
【C】『.Net Framework 3.5 SP1』のフルインストーラを利用してインストールする
上記URLのページでインストーラをダウンロードし、
まず先に「フル パッケージ」をインストールしてから、次に「日本語 Language Pack」をインストールしてください。
こちらの場合はオフラインでもインストール可能のようです。
Windows 7 / 8 / 8.1 の場合
インターネットに接続した状態でコントロール パネルの「プログラムと機能」→「Windows の機能の有効化または無効化」を開き、
『.NET Framework 3.5(.NET 2.0および3.0を含む)』のチェックを入れて有効化してください。
Windows 7の場合は初期状態で有効化されているので特に変更する必要はありませんが、
もしも無効化していた場合は上記と同様の手順で『Microsoft .NET Framework 3.5.1』を有効に切り替えてください。

SampleAlbumJacketプラグインの削除
uLilithSuiteプラグインでアルバムジャケット画像を表示させる場合は、
SampleAlbumJacketプラグインを削除して、
『SampleAlbumJacket』が汎用プラグインの一覧に出ないようにするのをおすすめします。
(SampleAlbumJacketが有効になっていると、uLilithSuiteが正しく働かないため。
 設定画面でSampleAlbumJacketのチェックを外していても、
 フェイスによっては、フェイス読み込み時に自動的にSampleAlbumJacketのチェックを入れるものがあるので、
 プラグイン自体を削除し、読み込めなくすることが必要)
uLilithのインストールフォルダの「Plugin」フォルダに入っている
「SampleAlbumJacket.gpi」ファイルを削除するか、
「SampleAlbumJacket.gpi.bak」と名前を変更し、拡張子を書き換えてください。

なお、uLilithSuiteプラグインは、フェイス定義ファイル(iniファイル)の中の
ジャケット画像の表示領域の設定が「SampleAlbumJacketプラグインと共通の仕様」なので、
アルバムジャケット画像を表示するだけであれば、
SampleAlbumJacketを使用するフェイスをそのままuLilithSuiteでも使用可能です。
(iniファイル内の「アルバムジャケット画像の配置位置などを設定している行」の編集をしなくても
 SampleAlbumJacketプラグイン使用時と同じ位置・大きさで表示されます。)

SampleAlbumJacket対応フェイス使用時の注意
SampleAlbumJacket対応フェイスを表示したとき、フェイスによっては以下の症状が発生することがあります。
それぞれ以下のように対処してください。
【A】『SampleAlbumJacket』プラグインがフェイスを切り替えた時に強制的に有効になってしまう
  (埋め込みアルバムジャケットが表示されず、folder.jpgのみが表示される)
→ SampleAlbumJacketプラグインを削除するか、gpiファイルの拡張子を変更してください。
  uLilithのインストールフォルダの「Plugin」フォルダに入っている
  「SampleAlbumJacket.gpi」ファイルを削除するか、
  「SampleAlbumJacket.gpi.bak」と名前を変更し、拡張子を書き換えてください。

【B】『汎用プラグイン有効化の確認』ダイアログが出て
  "SampleAlbumJacket.gpi"が必要で、プラグインを有効にするかどうか聞かれる
→ SampleAlbumJacketプラグインを削除していないときに出ることがあるダイアログです。
  「いいえ」をクリックして ダイアログを閉じるとジャケット画像が表示されます。
  「はい」をクリックするとSampleAlbumJacketが有効になり、uLilithSuiteが正常に動作しなくなるおそれがあるので
  必ず 「いいえ」をクリックしてください。

【C】『必要なプラグインがみつかりません』というダイアログが出る
  ("SampleAlbumJacket.gpi"が必要で、プラグインがインストールされていないと出る)
→ SampleAlbumJacketプラグインを削除しているときに出ることがあるダイアログです。
  ダイアログを閉じるとジャケット画像が表示されます。
  (uLilithSuiteが正しく設定されていればジャケット画像は表示されます。)

【B】・【C】の場合はダイアログを閉じた後にジャケット画像は正常に表示されるので
本体側の設定変更などは特に必要ありませんが、ダイアログを表示させたくない場合は、
使用するフェイスのiniファイル内にある(ファイル先頭に近い部分に書かれていることが多いです)
NeedPlugin1=SampleAlbumJacket.gpi
の行を
NeedPlugin1=uLilithSuite.gpi
に書きかえてください。【A】の場合も上記のNeedPlugin行を書き換えてもかまいません。
(NeedPluginキーはフェイス表示に必要なプラグインファイル名を指定するキーです。
 このキーのファイル名指定を書きかえると、自動有効化または有効化の確認をするプラグインを変更することができます。
 上記のようにNeedPluginキーをuLilithSuite.gpiに指定すると、
 そのiniファイルのフェイスはuLilithSuiteを自動有効化して(または有効化の確認をして)読み込むようになります。)

アルバムジャケット画像のリフレクション・歌詞の表示について
アルバムジャケット画像のリフレクションや、歌詞を表示する場合は
uLilithSuiteに対応したフェイスのインストールが必要になります。

プラグインの設定について

まず、本体設定の「汎用プラグイン」の画面でuLilithSuiteのチェックを入れてください。
設定画面の「プロパティ」を開くと以下の内容の設定画面が表示されます。
使用したいジャケット画像や歌詞に合わせて設定してください。
(設定方法の詳細はulilithSuiteのzipファイル内のSetting.txtにも書かれています。)

「AlbumJacket」タブ

アルバムジャケット画像表示に関する設定を行います。
タグ検索
タグ内に埋め込まれたアルバムアート画像の読み込みについての設定です。
□ ID3v2 : (デフォルト: ON
 ID3v2.2~2.4のアルバムジャケットの検索・画像表示を有効にします。
□ APEv2 : (デフォルト: OFF )【※】
 APEv2のアルバムジャケットの検索・画像表示を有効にします。
□ FLAC : (デフォルト: OFF )【※】
 FLACのアルバムジャケットの検索・画像表示を有効にします。
※設定画面にはAPEv2・FLACも存在しますが、現在のバージョンでは
  apeとFLACのタグ埋め込みジャケット画像の表示はできないらしいです。

ファイル検索
音楽ファイルとは別に用意された画像ファイルをアルバムジャケットとして読み込む場合の設定です。
なお、タグ検索とファイル検索は同時に使用可能です。
(タグ埋め込み画像がないときに、画像ファイルをジャケットとして読み込むこともできます。)
 この項目の設定によっては、SampleAlbumJacketと同じ動作にすることも可能です。
□ 有効 : (デフォルト: OFF
 ジャケット画像のファイル検索を有効にします。
基底パス :
 アルバムジャケットを検索する基底パスを設定します。
 基底パスとは、「ジャケット画像すべてを共通のフォルダ(の以下)に配置している場合の、基準となるパス位置」のことです。
 画像を音楽ファイルと同じフォルダに置いているときなど、画像が共通の場所に無い場合は空欄にしてください。
検索書式 :
 以下の書式フォーマットを利用して、画像ファイルの位置を検索・取得します。
 (タイトル文字列の書式設定の識別子と似ていますが、一部異なるものもあります)
 拡張子は末尾に自動的に付加されるので入力する必要はありません。

 検索にはファイルのパス・ファイル名とタグ情報・ファイル情報などの各種情報が使用可能です。
%FilePath% ファイルのパス (ファイル名は含まない)    %ListCount% リスト上のファイルの数
%FileName% ファイル名 %ListPlayed% リスト上の再生済みファイル数 (現在未実装)
%Title% タグのタイトル %ListTotalTime% リスト上の全ファイルの合計演奏時間
%Artist% タグのアーティスト %FileType% ファイルの種類
%Album% タグのアルバム %Bitrate% 平均ビットレート
%Date% タグの日付 %BitsPerSample% ビット深度
%TrackNumber% タグのトラック番号 %Samplerate% サンプリングレート
%Genre% タグのジャンル %Channels% チャネル数
%Comment% タグのコメント %ChannelMode% チャネルモード文字列
(JointStereo とか、5.1ch Surround とか)
%TotalTime% ファイルの総演奏時間
%ListCurrent% ファイルのリスト上での演奏順番 %BitrateMode% ビットレートモード (CBR or VBR)
%ListNumber% ファイル番号 (プレイリストの No. カラムの値)
基底パスと検索書式両方を入力した場合は、
(基底パス)/(検索書式){.jpg, .jpeg, .gif, .png, .bmp}
の形式で画像のパスが作成され、それに合うものがあれば画像が表示されます。
検索書式のみの場合は
(検索書式){.jpg, .jpeg, .gif, .png, .bmp}
の形式になります。

●設定例1
『音楽ファイルと同じフォルダにある「Folder」という名前のファイル』をジャケット画像として表示する(SampleAlbumJacketと同じ動作)
  • 基底パス
(空欄のまま)
  • 検索書式
%FilePath%\Folder
●設定例2
音楽ファイルと同じフォルダにあるcover.jpgのジャケット画像を表示する
  • 基底パス
(空欄のまま)
  • 検索書式
%FilePath%\cover
●設定例3
画像を音楽ファイルと別フォルダに分けていて、
下のように、音楽ファイルごとに対応する画像を個別に配置している場合は
C:\My Music(フォルダ)
   └jacket(フォルダ)
    ├album1(フォルダ)
    │├track1.jpg
    │├track2.jpg
    │└track3.png
    ├album2(フォルダ)
    │└ …………
    └album3(フォルダ)
     └ …………
(album1・album2・album3がタグのアルバム名、track1・track2・track3が曲名と同じ として)
  • 基底パス
C:\My Music\jacket
  • 検索書式
%Album%\%Title%
のように設定すると、ファイルごとに対応した画像が表示されます。
※例えば、アルバム名:album1、曲名:track2の音楽ファイルを再生すると、
  %Album% %Title% の部分がそれぞれ「album1」・「track2」となり
C:\My Music\jacket\album1\track2.jpg
の画像ファイルがアルバムジャケットとして表示されます。

エフェクト
ジャケット画像表示時のフェードイン・フェードアウトの設定( 初期アルファ 描画時間 の部分)や
ジャケット画像の拡大表示・グレースケール表示、リフレクションの設定を行います。
初期アルファ : (デフォルト: 180
 アルバムジャケットが表示された時の最初のアルファ値(不透明度)を0~255の間【※】で設定します。
 ※「0」=完全透明・「128」=半透明・「255」=完全不透明
 下の 描画回数 が「1」の場合はこの数値は無視され、 最終アルファ の設定で表示されます。
最終アルファ : (デフォルト: 230
 アルバムジャケットが表示された時の最後のアルファ値(不透明度)を0~255の間で設定します。
  初期アルファ よりも大きい数字を設定するとフェードイン表示、
 小さい数字を設定するとフェードアウト表示でジャケット画像が表示されます。
  初期アルファ と同じ数字の場合はフェード処理は行われず、設定した不透明度ですぐ表示されます。
描画回数 : (デフォルト: 10
 アルバムジャケットを表示するときのフェードイン・フェードアウト処理で描画する回数を1~10000の間で設定します。
 上の「初期アルファ」と「最終アルファ」が異なる数値の場合、
 フェードイン(またはフェードアウト)しながらアルバムジャケットが表示されますが、
 「初期アルファ」と「最終アルファ」の間に何回描画を行うかをこの項目で設定します。
 数値を大きくすると滑らかにフェードしますが、そのぶん負荷が大きくなります。
 なお、この数値を「1」に設定するか、「初期アルファ」と「最終アルファ」を同じ数値にすると
 フェードされずにすぐにアルバムジャケットが表示されます。
描画時間 : (デフォルト: 100 ms(0.1秒))
 フェード動作にかける時間を1~10000ms(=0.001~10秒)の間で設定します。
 しかし、この時間はあくまでも目安であり、正確な描画時間はお使いのPCのスペックに依存します。
 一枚のアルバムジャケットが描画された後、 描画時間 / 描画回数 分のSleepが挟まれます。
 即ち正確な総描画時間は、 描画時間 + 一枚のアルバムジャケットの表示にかかる時間 * 描画回数 です。
 上記の描画回数と反比例するように値を設定すると、滑らかなフェードが得られます。
※1 ジャケット画像をフェードイン表示させる必要がない場合は、
   描画回数 1 に、 初期アルファ 最終アルファ は同じ数値に設定してください。(完全不透明なら 255
※2 最終アルファ 255 (完全不透明)にしても、
  フェイス定義ファイル内の設定によっては半透明で表示されることがあります。
※3 アルバムジャケット画像が「サイズ変更が可能なサブウィンドウ」で表示されている場合、
  ウィンドウサイズを変更してもジャケット画像は再描画されず、
  最初に表示された時のサイズのままになります。(Ver.1.03からの動作)
  画像サイズを変更したウィンドウサイズに合わせたい場合はウィンドウを一旦閉じて開きなおすか
  音楽ファイルの方を再生しなおしてください。
  Ver.1.02以前の場合はウィンドウサイズを変更するたびに繰り返し再描画され
  そのつどフェードイン(フェードアウト)されて表示されます。
□ 拡大 : (デフォルト: OFF
 アルバムジャケットが画像の表示領域より小さい場合、画像の表示領域の大きさに合わせて拡大します。
 SampleAlbumJacketプラグインでは、表示領域よりも画像が小さい場合は画像は拡大されず、
 元の縦横サイズそのままで表示されますが、uLilithSuiteの場合はこの項目の設定で画像の拡大表示が可能です。
□ グレースケール : (デフォルト: OFF
 アルバムジャケットをグレースケールで表示します。
□ リフレクション : (デフォルト: OFF
 アルバムジャケットをX軸に対称に反転させ、アルファ値を線形に変化させたリフレクションジャケットを表示します。
 (水面に反射させたような画像効果でアルバムジャケットが表示されます。)
 リフレクションに対応していないフェイスを使用中の場合は自動的にOFFになります。
  反射率 : (デフォルト: 60 %)
  リフレクションと連動する設定項目です。
  リフレクションバッファにアルバムジャケットの何%を反射させるかを0~100%の間で設定します。
  初期α値 : (デフォルト: 120
  リフレクションと連動する設定項目です。
  リフレクションの初期アルファ値(不透明度)を0~255の間で設定します。
  数値が大きければ強い反射、小さければ弱い反射のリフレクションジャケットが得られます。
  □ フィット : (デフォルト: OFF
  リフレクションと連動する設定項目です。
  アルバムジャケットとリフレクションジャケットの境界を無くします。

代替アルバムジャケット
□ スタティックイメージ : (デフォルト: OFF
 アルバムジャケットが埋め込まれていない音楽ファイルが再生された時、
 指定された画像をアルバムジャケットの表示領域に描画します。
パス :
 画像ファイルまでのパスを指定します。
 表示する画像ファイルを指定してください。

「Lyrics」タブ

歌詞表示に関する設定を行います。
タグ検索
タグ内に埋め込まれた歌詞データの読み込みについての設定です。
□ ID3v2 : (デフォルト: OFF
 ID3v2.2~2.4の歌詞の検索・表示を有効にします。
□ APEv2 : (デフォルト: OFF
 APEv2の歌詞の検索・表示を有効にします。
□ FLAC : (デフォルト: OFF
 FLACの歌詞の検索・表示を有効にします。【※チェック不可能】

ファイル検索
音楽ファイルとは別に用意された歌詞ファイルを歌詞として表示する場合の設定です。
□ 有効 : (デフォルト: ON
 歌詞ファイルのファイル検索を有効にします。
基底パス :
 歌詞ファイルを検索する基底パスを設定します。
 基底パスとは、「歌詞ファイルすべてを共通のフォルダ(の以下)に配置している場合の、基準となるパス位置」のことです。
 歌詞ファイルを音楽ファイルと同じフォルダに置いているときなど、歌詞ファイルが共通の場所に無い場合は空欄にしてください。
検索書式 :
 ジャケット画像検索と同様の書式フォーマットを利用して、歌詞ファイルの位置を検索・取得します。
 書式フォーマットの詳細については、「AlbumJacket」タブの同項目を参照してください。
 拡張子は末尾に自動的に付加されるので入力する必要はありません。

基底パスと検索書式両方を入力した場合は、
(基底パス)/(検索書式){.lrc, .kra, .txt}
の形式で画像のパスが作成され、それに合うものがあれば画像が表示されます。
検索書式のみの場合は
(検索書式){.lrc, .kra, .txt}
の形式になります。

検索の仕組みは、基本的にはアルバムジャケット画像の検索方式と同じなので
設定例に関してはアルバムジャケット画像の検索設定の項目も参考にしてください。
例えば、『音楽ファイルと同じフォルダにある、曲名と同じ名前のファイル』を歌詞ファイルとして表示するときは、
  • 基底パス
(空欄のまま)
  • 検索書式
%FilePath%\%Title%
と指定します。

フォント
フォント : (デフォルト: MS ゴシック・レギュラー・12pt・文字飾り無し
 歌詞のフォントを設定します。
 設定出来るのは、 フォント名 、 スタイル 、 サイズ 、 文字飾り です。
色1 : (デフォルト: (0, 255, 0)
 歌詞の現在位置の色を設定します。
 歌詞の 表示方式 によって強調される部分が異なります。
   TYPE A : 現在読み込まれている歌詞行の先頭~現在位置
   TYPE B : 現在読み込まれている歌詞行の現在位置のみ
色2 : (デフォルト:  白 (255, 255, 255)
 現在読み込まれている歌詞行の文字色を設定します。
色3 : (デフォルト: 灰色 (100, 100, 100)
 先読みで表示される歌詞の文字色を設定します。
アルファ値 : (デフォルト: 255 (完全不透明))
 フォントのアルファ値を0~255の間で設定します。

歌詞
表示方式 : (デフォルト: TYPE A
 歌詞の表示形式を決定します。
   ○ TYPE A :
   現在読み込まれている歌詞行の先頭~現在位置が「 色1 」の色で強調表示されます。
   ○ TYPE B :
   現在読み込まれている歌詞行の現在位置のみ、「 色1 」の色で強調表示されます。
 どちらのTYPEでも、現在読み込まれている歌詞行の強調表示されていない部分は「 色2 」の色で表示されます。
先読み時間 : (デフォルト: 3000 ms(3秒))
 歌詞を何ms(ミリ秒)前に表示するかを0~60000ms(0~60秒)の間で決定します。
先読み行数 : (デフォルト: 2 行)
 タイムタグが再生時間と先読み時間の和を超えている場合、最大何行まで先読みするかを決定します。
改行方式 : (デフォルト: TYPE A
 歌詞の改行方式を決定します。TYPEによって改行ギャップ(インデント・字下げ)の追加方法が異なります。
   ○ TYPE A :
   先読み行数の分だけ改行ギャップが足されていきます。
   ○ TYPE B :
   先読み行数に関係なく改行ギャップが固定されます。
改行ギャップ : (デフォルト: 0 px)
 改行方式設定項目に依存する、先読み行のギャップ(X軸)(=インデント・字下げ)をピクセル単位で設定します。
文字ギャップX : (デフォルト: 0 px)
 歌詞の文字間ギャップ(X軸)(=単語ごとの横間隔)をピクセル単位で設定します。
文字ギャップY : (デフォルト: 0 px)
 歌詞の文字間ギャップ(Y軸)(=行ごとの縦間隔)をピクセル単位で設定します。


プラグイン使用上の注意

汎用プラグインの設定画面でuLilithSuiteの設定を変更した後は、
uLilithの再起動をしないと設定が反映されないようなので気をつけてください。

Ver1.03までのuLilithSuiteプラグインで歌詞を表示している間は、uLilithの動作が不安定になってしまうことがあります。
(歌詞表示中(歌詞があるファイルを再生中)にメニューを表示したり、フェイスを変更しようとすると、
 音楽が流れたまま動作が固まってしまうことがあるようです)
Ver1.0.4以降ではこの不具合は修正されているようです。