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テント飛ばされ9人けが 岡山
3月23日 18時59分

テント飛ばされ9人けが 岡山
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23日午後、岡山県矢掛町の河川敷で、「流しびな」のイベント用に設けられたテントが風で飛ばされ、40代から80代までの合わせて9人がけがをしました。
このうち1人は骨折の大けがだということで、警察が当時の状況を調べています。

23日午後1時ごろ、岡山県矢掛町里山田の河川敷で行われていた手作りのひな人形を流す「流しびな」の会場で、設置された10台のテントのうち3台が風で舞い上がり、落下しました。
警察によりますと、60代の男性1人と40代から80代までの女性8人の、参加者やスタッフなど合わせて9人が病院で手当てを受けています。
このうち55歳のスタッフの女性が尻の骨を折る大けがをし、ほかの8人はけがの程度は軽いということです。
警察などによりますと河川敷に設置されたテントは幅5メートル余り、奥行きがおよそ3メートル50センチ、重さが54キロで、風で舞い上がった3つのテントは互いに縛り付けてあったということです。
イベントの主催者は「急に突風が吹いてテントが上空に舞い上がり、会場が騒然となった。毎年、楽しみにしている祭りなのでこういう事態になり、とても残念です」と話しています。
事故を目撃した町内の20代の男性は「竜巻かなと思ったらそれを伝えるまもなくすぐにテントが飛んでいました。テントは完全に浮き上がって3メートルは飛び上がっていたと思います。一瞬の出来事で自分は見ていることしかできませんでした」と話していました。
岡山地方気象台によりますと、事故があった矢掛町から16キロ南西に離れた笠岡市の観測所では午前10時ごろから南寄りの風が次第に強まり、午後2時すぎに11.1メートルの最大瞬間風速を観測しました。
気象台では23日の岡山県南部はやや雲はかかっていたものの、高気圧に覆われ、大気の状態は不安定ではなかったということで、竜巻の可能性はかなり低いとみているということです。
警察は関係者に話しを聞きなどして当時の状況を詳しく調べています。

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