先ずは羽生結弦選手、金メダルおめでとうございます!
日本男子フィギュア初の金。凄いですね。SPが完璧でしたからね。今回のオリンピックは10代の日本選手の活躍が目を引きます。
町田樹選手もSP11位から5位に躍進、こちらも凄いですよ。
デニス・テンの3位には驚きました。フェルナンデスの方が上かと思ったのですが、そうじゃなかったのですね。んー、ほとんどミスなく滑っていましたが、そこまでだったのかなぁ、と言う印象です。
フェルナンデスよりも、テンよりも町田選手の演技の方に魅せられました。これは私がいつも言う、点数云々ではなく心に響いたかどうかと言う点でです。テン選手は9位から3位ですね。凄いは凄いですけど。
羽生選手はやっぱり緊張していたのですね。オリンピックと他の大会との差がここでしょうか。でも日本チームに、そして日本フィギュア界にとって価値ある金メダルだと思います。
私は札幌大会からフィギュアスケートを観始めました。正確にはその前年のNHKのプレ五輪みたいな大会からですが。当時はSPはなく、コンパルソリーと言う氷上についた滑走跡を一定の図形として滑る競技とフリースケーティングで構成されていました。コンパルソリーなんてのは観ていて面白くもなんともないのですが、昔はフリースケーティングよりも「氷上を滑りながら描く図形」と言うFigure Skatingの意味の大きいコンパルソリーの方が重視されていたと聞きます。
SPが正式にオリンピックに取り入れられたのは、確かドロシー・ハミルの時にはあったと記憶しているから、札幌の後のインスブルック大会の頃かな。そして、コンパルソリーが正式に廃止となったのはアルベールビルから。伊藤みどりが最初に出たカルガリーの時はまだコンパルソリーがあって、それがなければSPとFP(フリープログラム)だけならもっと上位だっただろうに、と思ってました。ただ、最初の頃はSPの呼び方は違っていたように記憶しています。ショートプログラムと言い始めたのは長野五輪からだったと思いますが。それだけ長年観てきましたが、オリンピックの金メダリストって完璧に滑ってなるという印象が強いです。特に近年ではそうでした。今日のFPは、羽生選手のあれだけのミスがあるとどうしても残念感があって…・仮に今日Pチャンがゴールドを獲っていたとしても同じ印象です。
だから、レークプラシッドオリンピック以降の男子シングルのゴールドメダリストは王者と言う感じでしたが、今回はまだ王者と呼ぶには物足りませんでした。
羽生君はまだまだ若い。これから大変だと思いますが、次のオリンピックではフリーでも完璧な演技で文句なしのゴールドメダリストになって欲しいですね。
高橋大輔選手については、後ほど。
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