1人や2人ならともかく、さすがに4人続くと…。関西発の“連続不審死”をめぐり、マスコミ狂騒曲が起きている。疑惑の中心人物は過去4回の結婚歴がある野際陽子似のXさん(67)。昨年12月末に4番目の夫が亡くなったが、遺体から毒物が検出された。3人の前夫も全員死別で、マスコミは警察発表を待たずに「第2の木嶋佳苗事件か!?」とヒートアップ。現場では住民トラブルも多発する事態に発展しているという。
発端は昨年12月28日、京都府内の一軒家からの119番。通報したのはこの家に住むXさんで、傍らには入籍してわずか2か月の夫(75)が倒れていた。当初、心筋梗塞が疑われたそうだが、その後の血液検査で青酸系の毒物が検出され、一気に不審死事件へと発展していく。
「Xさんは4回結婚歴があり、奇妙なことに夫とは全員死別。6年前に入籍した3人目の夫は今回同様、結婚2か月余りで亡くなった。10年前に入籍した2人目の夫も結婚後2年で他界している。遺体にはそれぞれ不審な点があったという証言もある」(関係者)
Xさんは当然、亡き夫から遺産を相続。3人目の夫には保険金もかけられており、Xさんが手にした金額は「少なく見積もっても5000万円以上」(同)といわれる。
3人の夫を亡くした当時のXさんは、昨年春に結婚相談所に登録し、伴侶を探していた。こうした動きから、一部のメディアは“婚活連続殺人”の木嶋佳苗被告(39)や“毒婦”と呼ばれた上田美由紀被告(40)の事件とダブらせて疑惑を報じている。テレビ関係者の話。
「警察は慎重に捜査していましたが大手新聞社がかぎつけ、その後、マスコミ各社に知れ渡ることになって取材合戦がスタート。まだ容疑者でもない段階で、Xさんの自宅マンションには報道陣が詰め掛け、家族や近隣住民にも執拗に聞き込みしている。ピーク時には20社以上が集まった。事件化されていない段階では極めて異例です」
疑われていると知ったXさんは、3月13日にマスコミの囲み取材に40分以上も応じ、自身の嫌疑を否定。それでも疑惑を完全に払拭することができず、今もなお取材攻勢は続けられている。
「先行していたはずの大手新聞はXさんの囲み取材に記者を行かせず“特オチ”してしまった。名誉挽回するために、現在は24時間態勢で動いているそうです」(同)
19日には住民トラブルも発生。一部マスコミがXさんの自宅マンションに“強行突入”したところ、住民側が激怒。関係者によると「行儀よく取材してくれる社もあるのですが、その方は『取材させないなんて不当行為だ!』と騒ぎまして…。管理会社の男性が現れ『まとめて通報するぞ!』と声を荒らげるシーンもありました。その後、住民の有志が集まり、マンション内のマスコミの出入りを禁止することに決めました」。
事実、エントランス奥には「立ち入り禁止」という貼り紙が出され、防犯カメラで随時、チェックしているという。
渦中のXさんは囲み取材に応じた13日以降、どこかへ行ってしまい自宅の部屋は暗いままだ。
前出のテレビ関係者は「Xさんには2人の子供がおり、長女は学校の先生をしているそうですが、現在休職しているようです。一家全員で“避難中”かも」と明かす。
白熱する取材合戦。果たして“その日”はやって来るのか。
「Xさんの周辺では元夫のほかにも不審死があったとか。疑惑の規模は当初、大阪5人、京都2人、兵庫3人、奈良2人、和歌山1人、島根1人の14人とも言われる。もちろん決定的な証拠は出ていない。当局はXさんを任意で聴取し、ウソ発見器にもかけているが…」(関係者)
現時点では、推移を注意深く見守るしかない。
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