【アリゾナ州サプライズ２１日（日本時間２２日）発】レンジャーズのダルビッシュ有投手（２７）はこの日、マイナーの試合で先発する予定だったが、首の張りを訴えて登板を回避した。３１日（同１日）の開幕戦での先発登板は、今のところ予定通りのようだ。

　前日の朝起きたときに張りを感じていた。球団は「疲れからくる首の張り」と発表。昨年のシーズン後半に悩まされた腰の神経障害とは無関係だとみられる。本人は「単純に寝違えただけ。疲れがたまっているのでバランスが崩れた感じ。２～３日で大丈夫だと思う」と話した。

　次回登板は２６日（同２７日）のマリナーズ戦で、オープン戦としては最後になる。首脳陣はこの日の試合で１００球前後を投げさせ、最終登板では６０球程度に抑える方針だった。ワシントン監督は「いいキャンプを送っていた。いろいろと試し、うまく成功させていた。開幕戦には準備を整えてくるだろう」と語った。

　ダルビッシュは昨年のキャンプでも首の張りでオープン戦の登板を回避している。

　この日は屋外で同僚の練習を見学しただけ。患部の張りを和らげるため、超音波治療やマッサージなどを施した。明日の練習について聞かれると「やると思う。明日になってみないと分からないけど」と曖昧に答え、正午過ぎに球場を後にした。