マイバッハ谷口（右）にピンフォール負けした永田。左は森嶋

　ノア４・２０名古屋大会でマイバッハ谷口（３７）とのＶ３戦に臨むＧＨＣヘビー級王者・永田裕志（４５＝新日本プロレス）が２１日、ＧＨＣ史上初の金網デスマッチでの制裁を視野に入れた。

　永田はこの日のノア後楽園大会に小島聡、獣神サンダー・ライガーとのトリオで上陸し、谷口属する超危暴軍と激突。だが開始早々からヒートアップした両軍は五十歩百歩の暴走ファイトを繰り広げ、わずか３分余りでノーコンテストとなる…。

　気を取り直しての再試合では、さらに悲惨な結末が待っていた。混戦の間にレフェリー不在の時間が生まれ、永田は悪の連携にはまってしまう。谷口の刺又攻撃のエジキとなると、最後はマイバッハプレスで“セルシオ永田”にスクラップされてしまった。

　Ｖ２直後に襲撃を受けた８日有明大会に続き、またも醜態をさらしてしまった永田は、竹刀や刺又の凶器攻撃、セコンド介入などやりたい放題の超危暴軍に大激怒。「上等だ。青義はいつも青いばかりじゃねえぞ。時にはどす黒く叩きのめす」と、名古屋決戦での谷口制裁を予告した。

　さらに永田は「何なら金網デスマッチでもやってやろうか？」と、２０１２年３月全日本プロレス両国大会・河野真幸戦で経験した金網戦への変更も示唆。相次ぐ谷口の蛮行で、とうとうミスターの堪忍袋の緒が切れた。