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ダート界の頂点へ飛躍のきっかけをつかめ! 「第20回 マーチステークス」
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ダート界の頂点へ飛躍のきっかけをつかめ! 「第20回マーチステークス」

フェブラリーSから約1か月後に行われるハンデキャップレースだが、近年の勝ち馬に目をやると、2009年のエスポワールシチー、2011年のテスタマッタの2頭が、このレースから1年以内にGI・JpnI 制覇を成し遂げている。このレースでの勝利を足がかりに大飛躍を遂げた馬たちに続き、今年もダート界を席巻するスターホースが誕生するのか、興味は尽きない。今回は、4月に阪神競馬場で開催された2011年を含む過去10年の結果を中心に、レース傾向を探っていこう!

外枠勢が勝率で圧倒!

2002年以降の中山で行われた過去10回分の馬番別成績を集計すると、「11〜16番」が7頭の勝ち馬を送り出し、勝率13.2%をマーク。「1〜5番」と「6〜10番」を大きく引き離し、断然トップの数値となっている。しかも、対象とした10回のうち、8回がフルゲートとなる16頭立てで行われていたが、そのうち7回で「11〜16番」から優勝馬が送り出されていた。今年も出走頭数と馬番には、ぜひとも注目してみたい。〔表1〕
〔表1〕 馬番別成績(2002年以降に中山競馬場で行われた過去10回)

馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜5番 2-4-4-40 4.0% 12.0% 20.0%
6〜10番 1-3-4-42 2.0% 8.0% 16.0%
11〜16番 7-3-2-41 13.2% 18.9% 22.6%

重い負担重量馬が優勢!

阪神競馬場で行われた2011年を含む過去10年の負担重量別成績を見ると、「57.5キロ以上」組が勝率24.0%、3着内率44.4%という素晴らしい数値を叩き出している。また、負担重量が重くなるに従って、全ての好走率が上昇している。このレースでは、重い負担重量となった実績上位の馬が、しっかりと実力を発揮する傾向にあるようだ。〔表2〕
〔表2〕 負担重量別成績(過去10年)

負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
54.5キロ以下 0-1-1-40 0% 2.4% 4.8%
55〜57キロ 4-8-5-69 4.7% 14.0% 19.8%
57.5キロ以上 6-1-4-14 24.0% 28.0% 44.4%

伏兵馬の台頭が多い!

同じく過去10年の単勝人気順別をチェックすると、「1〜3番人気」馬が計2勝と苦戦気味なのに対し、「4番人気」が3勝、「6〜9番人気」馬が5勝を挙げている。好走率を見ても「4番人気」馬と「6〜9番人気」馬が上位の数値を記録しており、今年も「4番人気」馬と「6〜9番人気」馬は軽視禁物だろう。〔表3〕
〔表3〕 単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
2番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
3番人気 0-0-2-8 0% 0% 20.0%
4番人気 3-0-1-6 30.0% 30.0% 40.0%
5番人気 0-0-0-10 0% 0% 0%
6〜9番人気 5-5-5-25 12.5% 25.0% 37.5%
10番人気以下 0-4-0-59 0% 6.3% 6.3%

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前走3〜6着馬に注目

2009年以降の過去4年について前走の着順別成績を調べると、優勝した4頭はすべて前走が「3〜6着」の馬だった。今年も前走「3〜6着」馬が出走してくれば、目の離せない存在となるだろう。〔表4〕

(河野道夫)
〔表4〕 前走の着順別成績(過去4年)

前走の着順 優勝馬 2着以下
1〜2着 0頭 26頭
3〜6着 4頭 12頭
7着以下 0頭 22頭

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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