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教育長「片付くといい」 自殺小6女児の遺族が抗議

 いじめを受けていた長崎市立小6年の女児=当時(11)=が昨年7月に自殺を図り、その後死亡した問題で、同校の卒業式前に馬場豊子・長崎市教育長が「(問題が)片付くといい」と発言したことが23日、教育長への取材で分かった。遺族は「そんなふうに考えていたのかとショックを受けた」と述べ、文書で抗議した。

 馬場教育長によると、田上富久市長の代理で19日の卒業式に出席した。式が始まる前、校長室で来賓から「(問題が)落ち着けばいい」と言われ、「片付くといい」と発言した。別の来賓から「今の言い方はあんまりでは」と指摘され、謝罪と撤回の意味を込めて「この言葉は良くなかった」と話した。

 教育長は「丁寧に対応しなければならないとの意図で答えた。遺族の心情を傷つけたのなら申し訳ない」と釈明した。

 長崎市は女児へのいじめで、修学旅行の班決めで仲間外れにされそうになったことと上履きを隠されたことの2件を認定した一方、自殺との因果関係は「不明」としている。遺族側は、虫を食べさせられたなどのいじめがほかにもあったとしている。

[ 2014年3月23日 11:36 ]

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