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【ゴルフ】

理香子 単独首位浮上 今季初Vへ前進

2014年3月23日 紙面から

◇Tポイント・ レディース<第2日>

第2日、14番でラフから2打目を放つ森田理香子=佐賀・若木GCで(武藤健一撮影)

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 ▽22日、佐賀県武雄市・若木GC(6304ヤード、パー72)▽晴れ、気温13度、風速2・3メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽106選手(うちアマ5人)▽観衆4509人

 昨年の賞金女王・森田理香子(24)=リコー=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーで前日の4位から一気に単独首位を奪った。3戦目にして今季初V達成に迫った。1打差の6アンダー2位に原江里菜(26)=NEC=、3アンダー3位にイ・ボミ(25、韓国)=マスターズGC=が続いた。横峯さくら(28)=エプソン=は1アンダー7位。

 森田がバージョンアップしている。前週、テレビ解説でトーナメント会場にいた師匠の岡本綾子が「森田は去年よりいいスイングしてるよ」と話していた。その“お墨付き”が、何より今季のさらなる活躍を予感させる。逆転負けで惜しくも2位に終わった開幕戦に続き、シーズン初Vのチャンス到来だ。

 首位と2打差の4位からスタートしたこの日。1番で3メートルのパットを決め、バーディー発進。7番パー5では持ち前の飛距離を生かして2オン2パットのバーディーを奪うと、10番で1・5メートル、14番で1メートルと、次々にショットをピンに絡めスコアを伸ばした。

 「まだまだ完璧ではないけれど、自分の思い通りの球がところどころ打てるようになってる」。大ギャラリーを引き連れてコースを歩く姿は威風堂々。まさに女王の風格が漂ってきた。

 15番パー4では、つま先下がりのラフ斜面から残り130ヤードを9番アイアンでピンハイ1メートルにつけ5つめのバーディー。足場の不安定なライでも軸のブレない“綾子師匠公認スイング”で、ギャラリーをうならせた。

 「ライによってのアドレスの取り方、体の向きとかの加減が去年よりうまくできてる。スイングの余分な動き、無駄がだいぶ減ってきてるんじゃないかと思う」

 最終18番では3パットのボギーを献上したが、「そういう終わり方になったってことは、また明日しっかりやれよって意味だと思って頑張ります」と前向きだ。そのメンタル面について、「自分の中でも落ち着きが変わってるのが分かる。どうしてなのかは分からないんですけど。でも去年の賞金女王争いの中で、皆さんに成長させてもらったのかな」と、ちょっぴりちゃめっ気を含ませて説明してみせた。

 開幕戦では首位タイで最終日を迎え、逆転負けの2打差2位。汚名返上&2年連続女王への第一歩となる勝利へ、残り18ホールだ。 (月橋文美)

 

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