4回裏無死二塁、左翼席に2ランを放つ李大浩=ヤフオクドームで(式町要撮影)
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◇ソフトバンク12−2広島
ソフトバンクの李大浩が、オープン戦初本塁打を含む3安打4打点。先発の中田は低めに球を集め、6イニングを4安打1失点と結果を出した。広島は先発要員の新人、九里が制球に苦しみ、4イニング8失点と不安を残した。
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ソフトバンクの新4番・李大浩に力強いオープン戦1号2ランが飛び出した。4回無死二塁、左翼席にライナーで飛び込む一撃。1回は先制適時打、3回には中越えの当たりを激走で三塁打に。3安打4打点の大暴れで12連勝を演出した。
「フルスイングはできたけど、(打球が)低かったのでフェンスに当たると思った。オープン戦の最後の方に本塁打が出るのは理想的。本当に調子がいい。開幕まで維持したい」
好調な打線の中で、つい数試合前まで蚊帳の外だったが、「(ここ数試合は)ボール球に手を出さなくなったし、バットの芯にあたる打球も増えてきた。満足いく打撃ができている。すごくいいリズムで開幕に入っていける」。21日の広島戦から2日連続の3安打。この日は二塁打が出ればサイクル安打の大当たりだった。
秋山監督も「いい状態で(開幕に)入れる。調子は上がっている。何かをつかんできている」と全幅の信頼を寄せる。4番のバットに導かれるように、打線は15安打で今オープン戦最多の12得点を記録。オープン戦の連勝も球団新の12(2分け挟む)まで伸ばし、2009年以来の1位も確定。23日の広島戦(マツダ)に勝てば、オープン戦新記録の13連勝だ。 (石田泰隆)
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