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【大リーグ】

豪州開幕戦、ド軍が白星発進 OP戦不調のカーショーが好投

2014年3月23日 紙面から

◇ドジャース3−1ダイヤモンドバックス

 現役最強左腕が開幕戦で貫禄を見せた。大リーグは22日、オーストラリアのシドニーで開幕シリーズ第1戦が行われ、ダイヤモンドバックスとドジャースが対戦。ド軍は昨季サイ・ヤング賞左腕クレイトン・カーショー投手(26)が先発し、不調だったOP戦とは見違える投球を披露。6イニング2/3を5安打1失点、7奪三振にまとめ、チームを3−1と白星スタートに導いた。

 さすがだった。今OP戦は3試合で12失点。2試合目の登板を終えた時点では防御率18・00だった左腕が、“本番”で本領を発揮した。1回に2死二、三塁のピンチを迎えたが、トランボを遊ゴロに仕留めて無失点。以降も走者を許しながらも要所を締める投球術は、3年連続ナ・リーグ防御率1位のなせる技だった。

 頭脳的投球術もさえた。カーショーの武器は大きく縦に曲がるカーブ。だが、得意の決め球を序盤はあえてセーブした。それでもダ軍打線は伝家の宝刀を意識するあまり、凡打の山。6回からようやく“封印”を解き、相手を惑わせた。

 クリケットとラグビーが人気のオーストラリア。大観衆を収容できる野球場がないため、今回は米国から土を運んで伝統あるクリケット場を改装した。前日までのエキシビションマッチでは空席が目立ったが、この日はほぼ満員。約3万8000人の大観衆に、メジャーを代表する左腕が本場の力を見せつけた。

 4年連続開幕投手を務めたカーショーもこれで2年連続で白星発進。この4年間、チームは開幕戦すべてを勝っている。「レギュラーシーズンならではのアドレナリンが出て安心した。結果が出るのはうれしいよ。この1勝は(OP戦と違い)カウントされるからね」。大事な一戦で底力を見せたエース。世界一の最有力候補と目される名門が、南半球から盤石のスタートを切った。

 

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