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【将棋】佐藤六段「弱いから負けた」 プロ棋士がソフトに連敗 第3回電王戦第2局
2014.3.22 21:38
将棋のプロ棋士5人と5つのコンピューター将棋ソフトが戦う団体戦「第3回将棋電王戦」第2局は22日、東京都墨田区の「両国国技館」で行われ、後手の佐藤紳哉六段(36)が95手で将棋ソフト「やねうら王」(開発者・磯崎元洋さん)に敗れた。
第1局で菅井竜也五段が「習甦(しゅうそ)」に完敗しており、これでプロ側の2連敗。プロからみて1勝3敗1分だった前回に続く2年連続のプロ負け越しにもう後がなくなった。
居飛車党の佐藤六段は得意の穴熊から慎重に駒組みを進めた。しかし、中終盤に強さを発揮するとされるソフトが佐藤六段の緩手をとがめ、秒読みになって懸命に粘る佐藤六段を振り切った。
佐藤六段は「強いから負ける将棋にしたくなかった、と言いたかったが私が弱いから負けた。これで人間の連敗となったが、応援してくれる人の期待に応えられず残念」と元気なく話した。一方、勝った磯崎さんは「プロが大一番で負けると一事が万事、プロの方が弱いと捉えられる。悪いな、途中で正確に指していればプロが勝っていたかもしれないのに」とプロに同情する余裕を見せた。
第3局は29日、豊島将之七段(23)と将棋ソフト「YSS」が大阪市のあべのハルカスで対戦する。
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