韓国:無認可の幹細胞治療薬で羅技術院長を書類送検

毎日新聞 2014年03月04日 20時40分

 ◇食品医薬品安全庁が薬事法違反の疑いで

 【ソウル澤田克己】韓国食品医薬品安全庁は4日、認可されていない幹細胞治療薬を製造・販売した薬事法違反の疑いで、バイオ企業「Kステムセル(旧RNLバイオ)」の創業者である羅廷燦(ラ・ジョンチャン)技術院長を書類送検したことを明らかにした。

 同庁によると、2012年10月から13年1月までの間、481人の患者から採取した幹細胞を培養し、中国・上海の病院で投与した疑い。同社は、幹細胞投与を希望する多くの韓国人患者を、法規制のない日本のクリニックに紹介していた。

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