すき家の人員不足による連鎖的閉店はどのように発生していったのだろう。3月9日からはじまっている2ちゃんねるの「すき家アルバイトスレpart78(すき家クルー専用)」を見ると、そのプロセスがうかがえて興味深い。匿名掲示板でどこまで信憑性はあるかという問題は当然あるけれど、参考までにまとめておこう。
下記の書き込みによると、前提としてすき家では従業員の労働時間削減が行われ、恒常的な人手不足で各店舗は非常に忙しい状況にあった。そこに仕込みや提供に手間と時間のかかる「牛すき鍋定食」が新メニューに加わってアルバイトの不満が高まり、シフトに入らなかったり他店へのヘルプ要請を拒否する現象が発生したようである。なお、ワンオペとは「ワンオペレーション」の略で、一人でシフトに入ることを指す。
60 :FROM名無しさan:2014/03/10(月) 02:26:31.53
俺んとこのzn、現在までの経緯
9月か10月頃にマネージャーがごろっと入れ替わる
それを期にただでさえ限界ギリギリの労働時間をさらに削る
暇な店の午後対などではワンオペで休憩が取れるはずもないのに30分ブレイク入れろなどの話を聞く
深夜はもちろんワンオペ勿論掃除などするひまなし
人手不足だがなんとか正月前後はクローズ店もなく2014年になる
そして、就活や卒業就職などで学生が減り、募集してもnfがこない時期に鍋開始
鍋を開始後も労働時間は以前のまま
クルーの不満が極限に達する
希望シフト表に全てのクルーが全く記入しない店舗も現れる
その日の夜帯のシフトをその日の昼に決めるなど日常茶飯事
特に週末の人手不足は深刻でマネージャーが昼帯ワンオペなどあたりまえでマネージャーが寝る時間はないに等しい
こうなってくるとマネージャーに頼み込まれていざヘルプに飛んでみると日曜昼ワンオペなど地獄の底にツキオトサレルクルーが続出
昼帯3オペで12万ならああ助かったと安堵するレベル
地獄を経験したクルーは今後一切ヘルプに飛ばなくなりマネージャーも一切信用しなくなる
そして負の連鎖は続きクローズ店舗が続出
ちょっとはヘルプに飛んでもいいかなと思っていたクルーも地獄の話を聞き絶対に飛ばなくなる
まだ俺んとこのznのマネージャーは飛んでないがそろそろ限界だろう
最近のマネージャーの口癖は
申し訳ありません。鍋は完売しました。である
会社側とアルバイト間の信頼関係破たんを示すような書き込みも見られる。
61 :FROM名無しさan:2014/03/10(月) 02:41:23.15
暇な時は常にアンダーになるように労働時間を削っておいて
人手不足になるとヘルプに飛んでくれとか…
全く意味がワカラナイ
苦しみを与えた相手に助けを求めるとか頭沸いてんのかよ
一方で「辞める」報告や「俺も辞めたい」、あるいは他のアルバイトに退職を促すような書き込みが見られるようになっていく。
6 :FROM名無しさan:2014/03/09(日) 02:51:28.75
関西の某店舗だけど15日に三人同時に辞めることにした
7 :FROM名無しさan:2014/03/09(日) 03:55:08.00
みんな辞めるなら俺も辞めたい
ヘルプ来なくなったらますます死ぬな
8 :FROM名無しさan:2014/03/09(日) 04:13:01.75
>>7
一気に離脱者が出ればゼンショーも少しは反省するのではないか
辞めるなら同じ店舗の何人かで同時がいいと思う
そして3月16日あたりから閉店情報がアップされるようになっていった。
446 :FROM名無しさan:2014/03/16(日) 09:48:08.53
店を閉めるか弁当販売だけの店舗が山のようにあるらしいわ
お前らの力か?
509 :FROM名無しさan:2014/03/16(日) 21:00:44.42
Twitterで「すき家 閉店」で検索すると今日のツイート数が格段に多い
586 :FROM名無しさan:2014/03/18(火) 12:12:19.84このように業務負担が増加し、会社との信頼関係が失われてアルバイトがシフトに入らず、あるいは辞めてった結果、さらに他のアルバイトの業務負担が大きくなって辞める人が出るという連鎖が起こり、「パワーアップリニューアル」として閉店する店舗が増加したように思われる。このスレッドを読む限りは、であるが。
近隣店舗3つ閉めたらしい
クソワロタ
なお、すき家を運営するゼンショーHDの有価証券報告書によると、小川賢太郎会長兼社長兼CEOの昨年度の報酬は1億2700万円だった。リスクを背負って勝負している経営者は儲かればどんどん報酬をもらうべきと私は基本的に思っているが、現場で働く従業員に過重な負担をさせての高報酬と見られて反発を受けるには十分な金額だろう。また、有報の「【事業等のリスク】」欄に労務に関する事項は記載されていない。
つまるところ、ゼンショーHDは労務リスクを十分認識していなかったのではないだろうか。
(この項続く、かも)
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