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福島原発事故から三年。国内の全原発は止まっても、安倍首相と経財界の原発輸出活動はとどまるところを知りません。首相は昨年から中東各国やトルコを何度も訪問し、今年に入ると来日したトルコ首相と両国の国会で原子力協定を承認・批准させることを確認。さらにインド訪問で原子力協定の締結を打診。他にもベトナム、台湾、東欧に次々輸出を狙っています。
311福島原発事故は、多くの人に苦しみを与え、今も与え続けています。その日本が行う原発輸出とは、原発がどんな被害を生み出すかを明確に認識しながら、それを世界中に拡大するという事です。
トルコの子どもを被曝させ、インドの原発作業員を使い捨てし、ベトナムに避難者を大量に生み出して、死に追いやっても何ら構わないという事です。どんなに世界各国の貴重な海や自然を破壊しても、日本と世界の原子力産業が儲かればいいという事です。
そもそも日本国内においても、原発は電力の大消費地から離れた地域に「押しつけ」るかたちで建設されてきました。私たちはそれを「暴力」と認識しています。その同じ「暴力」が国境を越えていこうとしている今、私たちの「暴力をやめさせる」運動もまた、日本国内の脱原発運動という枠を越えて、国境を越えてつながっていく必要があります。
インドでもトルコでも、人々は安倍首相訪問への反対運動を展開しました。
インドのクダンクラム、ジャイタプール原発反対運動は、激しく弾圧を受けてもなお、大勢の人びとが闘い続けています。
すでに現地において、原発建設はより直接の「暴力」行使を伴いはじめています。輸出を強行しようとすればするほど、この暴力は強まるでしょう。
私たちは訴えます、原発輸出は暴力が国境を越え、その地を踏みにじる行為であり、「侵略」と呼ぶに十分であると。
私たちは3.11の東電抗議行動に続けて3.13に経産省への原発輸出反対行動を呼びかけます。
原子力協定の法案はこれから今国会に提出されます。そして原発輸出を進めようとするほど福島の被害も覆い隠され、被害者の声も消されていきます。
私たちは訴えます。
原発輸出を絶対に許さない!原子力協定反対!
現地の人々の声を聴け!被害者の声を聴け!
暴力を繰り返すな! 原発輸出は「侵略」だ!
3月13日、経産省前に集まりましょう。
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