幕間・2
1942年5月14日、ヴェネチア
入港の笛を吹いて、ヴェネチアの港にザラ級唯一の生き残りであるゴリツィアが入港してくる。運河の出入口には、先の第二次マタパン岬沖海戦で傷を負った愛宕と、特設工作艦がぴったりと附いて停泊している
『うーん・・・』
岸壁に佇んで桂は唸った。あのナンパ男と、見た目全然ぱっとしないメガネの志摩が両方とも艦長で軍艦を操っているなんて
『世も末ね』
ため息をついた
『あ、来ますよ』
停泊したゴリツィアから、多数の乗員がわらわらと内火艇やカッターに乗り込み、こっちにやってくる。一方愛宕からは一隻だけ、おそらく志摩だ
『おーい!』
大声を出して、桂が手を振る。イタリア側のカッター群がそれにより三倍速で向かってくる。乗ってる全員が桂に手を振り返していた
『もしかして・・・全員が軽薄・・・?』
その様子にミスミが薄く汗を浮かばせた。案の定近づいて来て、居るのが女二人とわかると、身を乗り出してピューピューと口笛を鳴らしている
『これでいいのかしらね・・・?』
『さぁ・・・』
志摩がこういう風にしてくれ、と頼んできたのだ。出迎えに来てくれなんて珍しい風の吹き回しで
『そういえば、市庁舎の方にも慌ただしく旦那様の御同僚らしき方達が向かってましたね』
ミスミも首を傾げる。何か大掛かりな事でもやるのだろうか
『全員整れーつ!』
岸壁についたゴリツィアの面々は、アルの号令であっと言うまに列を作った
『皆さんお久しぶりです!』
そう言ってぺこりと一礼する桂とミスミ。面識があるのは一部だが、二人の噂は既にゴリツィア内に響き渡っている
『会いたかったですよー!』
『ヴィーバ!!!』
『ハートを撃ち抜かれたー!!!』
列は崩さないが、盛り上がるゴリツィアの面々・・・何と言うか
『盛り上がっておりますな』
後ろから志摩が現れた。夫の出現にうかつにもブーイングをした乗員を、桂が一人一人丁寧確実に、奥様の為の四十八の必殺技(民明書房)で黙らせていく
『志摩大佐、ご要望の通り半舷の乗員を集めました・・・ゴリツィアの装備品受領の為と聞きましたが、これはまさか、二人に会わせる為に、ですか?』
艦長のアルはさすがに困惑半分、嬉しさ半分といった所だ
『装備受領ですよ、あなた方の目をそちらに向かせたかったので、二人にはあんな真似をしてもらいました』
『目を?』
志摩の後ろ、彼が乗ってきた内火艇に目をこらす
『おおお゛っ!?』
それは驚くだろう。第二次マタパン岬沖海戦の救助活動中、姿は見たが、未だ信じられない人物(?)が、日本海軍の制服を着てそこに居たのだ
『あっ、あれ!あれは!』
うろたえるアルを気にせず続ける志摩
『レーヴァテイルです。協定により、我々の艦の一部を解体しその備品を譲ることになっておりますが、あれは貴艦が取り付けるべき、備品の一つです』
備品という所で志摩の顔が嫌悪に歪んだ。だが、それだけだった
『分解しようなり、好きにしてかまいません・・・カーヤ君!』
そのレーヴァテイルの名を呼ぶ。彼女はもう一人のレーヴァテイルと共に岸壁に上がってきた
新たな女性の登場に、一瞬盛り上がったゴリツィア乗員だが、それが驚きや恐怖に変わっていく
『に、ににっ!人間じゃない!?』
『Ho(オ・イタリア語の感嘆詩)!スィレーナ!?(人魚!?)』
その様子を見ながら志摩は腕の時計を見る・・・そろそろ時間か
♪〜ごらん、星がこんなに近く
『な、なんだ!?』
なんて はしゃいだりしてた
風によって歌の断片が聞こえてくる。町中で歌われているのだろう
遥かな夢、追い風に乗せて〜♪
やがて歌は止む。カーヤこそ歌っていないが、もう一人の方は音楽を聞いて楽しげに歌っている
『これは・・・』
混乱が沈静化していく・・・特にどうにかなるわけじゃない。彼女達はただ歌っているだけだ
『いい歌・・・さすがは音姫と呼ばれるだけはあるわね』
桂らも耳をすませてその曲を聞く
『あ、ゴンドラを見てください。レーヴァテイルが・・・』
ミスミが指をさす。水上都市、ヴェネチアの名物であるゴンドラには、ゴンドラを操作する水先案内人と、そのへ先にレーヴァテイルが腰掛け、歌を歌っていた。足は水中から現れたばかりなのかヒレのままだ・・・しかし、物凄く絵になる光景ではある。水先案内人もおっかなびっくりで櫓を漕いでいるが、きちんと仕事をこなしている。事前になにか伝えられていたのだろう。故に市庁舎へ慌ただしく日本海軍の士官らが向かっていたのだ
『我が海軍では、装備の方が大事な場合もあります』
あっけにとられているアルに、志摩がささやいた
『大事にしてやってください』
栗田中将ら在伊艦隊首脳部は、ヴェネチアからレーヴァテイルら異世界の存在を世界にしらしめる事と、彼女達の一部をイタリア海軍に供する事で、こちらに回ってくる面倒事を減らそうと決めたのだ
『こんなバカバカしい事を・・・』
志摩の主観からは許せない行為だが、彼は組織の人間という枠を五島のようには越えられない人間であった
『たしかに・・・ヴェネチアで、人魚らしき目撃談は頻出していましたが・・・』
やはりそれでもアルは現実を受け入れるのに難渋しているようだ
『我々の艦には、大抵二名ずつのレーヴァテイルが乗っています。つまり、このアドリア海には、200名を越えるレーヴァテイルが存在している計算になります』
ちなみにそこに居るカーヤは、愛宕に乗っていたレーヴァテイルだ。愛宕から是非とも出たいと、他の娘と代わって志願してくれたのだが・・・その理由は詳しく聞けなかったが、どうも戦死した前艦長関連らしい・・・志摩は心が痛んだ
下手をすれば解剖されてしまうかもしれないというのに・・・
『あなた達に、一体何があったというのですか・・・!』
我々の装備を取り付ける予定の、他のイタリア艦でも同じ言葉が投げ掛けられていることだろうな・・・こっちは都市ごとだが
『私たちは1ヶ月の消失の間、足掛け八年の期間を異世界・・・彼女達のような存在が珍しくもなんともない世界に転移させられていたのです』
しばらくの間、志摩の言葉にアルは耳を傾けた。あんなものを見せられては信じるしかなかった
レーヴァテイル達の歌が終わったあと、ヴェネチアからは拍手の音が多く聞こえてきた。なんとか、大規模なパニックを避ける事は出来たようだ。聞き終わるとすぐに、アルは一番の疑問を質問してきた
『なぜ彼女たちの公開を?保護の観点からみれば、隠しておいた方がよかったはずです』
しかも街ごとなんて
『政治ですよ・・・ヴェネチアを一種の情報爆弾に仕立てあげたのです。我々が見聞きした事を言うより、白人、特にスイスに根を張っているであろう各国諜報機関がここで知り得た彼女達の存在を、それぞれの本国に伝える事を重視したのです。情報封鎖や、諜報員の特定もこの街ならしやすいというのもありますが』
水の都、ヴェネチアに入るルートは幸いな事に限定されている。逆に言えば、情報が漏れるルートもまた限定されているという事だ。そこが味噌である
『情報を出し過ぎず、段階的に多方向から、ね』
捕虜の返還前に、事前情報を多少は連合側に与える必要があると本土上層部は考えたのだ。それでヴェネチアでの情報公開となった訳だ。これまでの戦いで、ミステリアスな日本というイメージは付いているに違いない。その内実を知りたいという連合国首脳部は多いはず
『ちょっと待ってください』
アルは気付いた
『それは連合国側へ講和を行うか寝返ると!?』
志摩はアルから目を反らしていった
『寝返ったら、我々は瞬く間に纖滅させられるでしょうね』
それでも良しと本土は判断したのだ
『・・・っ!』
そうなればこちらに居る日本人達を取り巻く状況がどうなるか・・・子供でもわかることだ
『我々は、誰が攻めてくるにしろ、抵抗し続けるしか道は無いのです・・・いかなる決定が本土で行われたとしても』
だから、電探だけでよかったはずの装備品委譲だけでなく、人身売買のようなレーヴァテイルの引き渡しを栗田中将ら在伊艦隊上層部が決定しても・・・志摩は嫌悪しながらも、完全に理解してしまったのだ。仕方ない判断だ、と。本土上層部の考えも解る。たかだか四十万人の人間で、本土一億人の命が危険にさらされなくて済むならば・・・有り得べきペイだと
『まぁ、連合国側が交渉を言い出してくれるなら、ですがね』
まずはそこにたどり着けなければ、どうにもならない・・・それをするために、我々大日本帝國海軍は存在しているのだ
『・・・大佐。少なくとも、それが出来得る状況になるまでは我々の味方。そうですよね』
アルはその苦悩を察して、慰めるように言った。彼を責めても何の意味もないからだ
『私の苦悩より、預かるレーヴァテイルの二人の事を・・・くれぐれも』
志摩は頭を下げる。組織の枠は外せなくても、彼はそういう人間だった
『それは・・・大丈夫でしょう。見てください』
アルは志摩に、アゴでゴリツィアの乗員達を示した
『一生この私と一緒に歌を歌ってくれませんか?オ〜♪』
『ああっ!てめえ!抜け駆けは許さんぞ!こっちも歌え!歌え!』
『キュウ♪』ゴリツィアの乗員達の反応に楽しそうに小首を傾げるリーリャ
『・・・』
ツンとしたままのカーヤには砲術長以下の指揮所連中がメロメロ(死語)になっている・・・殴られたい、とか、叱られたいとか聞こえたのは聞こえなかった事にしよう
『解剖だとか、彼女達に下手な事をしようとすれば、逆に暴動がおきますよ』
アルは笑った
『どうしようもなくなったら、手と手取り合って俺は彼女と逃げるぜ!ぐらいはしてくれる奴らです・・・こら!お前ら!話を聞かんか!お前らが騒ぐと、我が艦に彼女達を迎え入れる事が出来んだろうが!』
しーん・・・
その言葉に、ぴったりとざわめきがやんだ。手を振っている奴はまだ居るが。アルはそれを見て志摩に頷いた
『こほん・・・彼女達は優秀な水測士であり、彼女達の聴音出来る範囲の水中は文字通り丸見えです。彼女達を備品として、電探装備と共に日伊両海軍の架け橋となるよう、ゴリツィアに二人を譲渡するものです。アンサルド艦長、許可願いたい』
『諸君!異存はあるか!?』
『ノ!ノ!ノ!(イタリア語でいいえ)』
『さっさと許可しろ!ヘボ艦長!』
何と言うか、えらい言われようである
『許可します。名前は・・・』
『カーヤとリーリャです』
『カーヤ君とリーリャ君を、我がゴリツィアに受け入れる!』
『『イエアーッ!!!』』
その宣言と共に、大歓声と歓喜の口笛が沸き上がった。まさにイタリアである・・・が、彼女達に人権を認め、人相応に扱っていたら出来ない相談だった。イタリア海軍だとて、他国の海軍軍人をむやみに艦に乗せることは出来ない。彼女達が備品扱いだからこそこれは出来たことだった
『あー・・・お前ら!艦長の許可なくば、艦の備品である彼女達を持ち出したり・・・これはないと思うが、傷つけたりしたら、射殺だからな、射殺!』
『艦長、独り占めする気ですね』
脇に控えていた小太りの副長がボソリといった
『当然だ。あ・・・』
聞こえる範囲の部下に睨まれていた
『職権乱用だー!』
『横暴だー!』
『だぁまらっしゃい!悔しかったら偉くなれっつの!』
置いてかれる日本人三人
『とりあえずは・・・良し、かな』
レーヴァテイルに関しては安堵する・・・しかしまぁ
『・・・あれで統率が成り立つのでしょうか』
ミスミさん、鋭過ぎるツッコミです。普通は心配になる光景である。うん、確かに
『統率の仕方はそれぞれだから』
どっちかというと、艦の統率に問題があるのは俺の方だし・・・先のマタパン岬沖で味方をスクリューで刻んだあげく、決められた距離まで踏み込まずに魚雷を放ち、反転したという事実は兵にぬぐえない不信感を与えている
『なに落ち込んでんのよ』
ドンと桂に背中を叩かれた
『そ、そうか?そんなつもりは無かったが・・・』
何故かそういう事を考えているのを桂は敏感に感じ取るのだ
『いちいち気にしてたら精神的にまいっちゃうわよ?精神的にまいったら、本来はしもしないような事やっちゃったりするんだから・・・て、ともかく!あんたは開き直りを覚えなさい!』
衆目の場で言う言葉じゃ無いものを、危うく飲み込んで顔を赤くしながらゲシゲシと脛を蹴る桂、地味に痛い
『わかった、わかったから・・・あたたた』
『ふふっ』
ミスミはその姿を少し羨ましそうに、微笑みながら見ていた
この日、イタリアの主力艦艇の10隻へ各種電探と共に、二十名のレーヴァテイルがイタリア海軍に引き渡された。彼女達は一様に譲渡艦の士気を引き上げたが、それがどのような手段であったかは記録に残っていない。ゴリツィアのような幸せなケースであったか・・・全くの闇である
同日、ローマ・首相官邸
『閣下!ドゥーチェムッソリーニ閣下!』
慌ただしい足音がムッソリーニの居る部屋へと駆け込んできた
『どうした、騒々しい・・・』
見れば、イタリア諜報部の人間だった。ドイツの諜報部の影に隠れているが、地中海の船舶情報について、かなりな成果をあげている部署である・・・報告がドイツの後追いになる事が殆どであるが
『わ、我々はイギリスのマルタ島や北アフリカに対する輸送船舶の位置・目的地を探っておりました・・・それで、今回その情報をトレースしていた所、これを!』
震える手で紙を渡す
『・・・』
しばらくの間、黙って渡された紙の内容を見ていた
『嘘だっ!!!』
そして唐突に叫んだ。冷汗が額に浮かんでいる
『馬鹿な!これほどの戦力集中を行えるはずが無い!』
『ほぼ、確定な情報です』
諜報部の人間は顔を伏せた
『だぁから間違いだと、言っておるだろうがぁぁぁっ!!』
既に絵が崩れております。ムッソリーニ閣下
『合衆国からの確かな筋です・・・間違いでは有り得ません!』
そう、確かな筋。イタリア系のシカゴマフィア・・・つまり、ムッソリーニの取り締まりから逃れたマフィア達の口から出て来たものだからだ。彼等は、米英の大艦隊が近づく事を知らせる事で、ムッソリーニの政権を揺るがそうと考え、あえて情報を漏らしたのだ。抵抗が不可能な程の艦隊が送られる事を知って・・・
何故彼等がその事を知り得たか?簡単である。禁酒法時代にかれらはこぞって酒をひそかに貯蔵するため、倉庫の利権を買いあさった。倉庫に出入りする物の物流をある程度知ることが出来たなら、聡い者によっては史実の日本陸軍がしたように、現在動いている艦隊の規模を予測できるのだ
『ドッドド、ドイツだ!ドイツに援軍の要請を!』
『それが・・・』
これはそのまま報告するにはあまりの情報なので、裏打ちを求めるべくドイツにも恥を忍んで確認を取りに行ったのだが・・・
『北アフリカに上陸するというフェイクの情報であり、これに引っ掛かり航空戦力を動かすのは愚である。と』
物資の移動を元にこれだけの確証のある情報を回しても、ドイツはまともに請け負ってはくれなかったのだ。あまりにドイツは戦線が広がり過ぎていて、しかもその中でもメインの東部戦線が敗勢という事で余裕が無くなっていた。そして、大西洋では二次大戦始まって以来無かった大艦隊という異常事態。イタリアの諜報部より、自分達の方が上手であるという自負。その全てがドイツ諜報部をミスリードしていたのだ
『ですから、ケッセルリング少将の手にあるシチリアの第10航空軍集団以外はドイツの援軍は期待できません』
『なんたることだ・・・』
そのケッセルリング少将の部隊から受けることの出来る支援が、イタリアにとって限られた物である事をこれまでの戦いからムッソリーニは理解していた
『稼働率は八割と考えて、軍集団400機で320機、北アフリカ展開分を引けば、200機を切る・・・現在攻略に手間取っているマルタ島空爆にも50機は確保してもらいたいから、手元に残るのは・・・』
150~120機の間。米空母二隻でおつりが来る程の戦力しかない。そしてそれは各地区の飛行場に分散している。敵輸送船を沈めるなら手広くやれるそれも良いが、艦隊攻撃、ましてやこんな大艦隊相手には各個撃破の的にしかならない
『ケッセルリング少将はドイツ将官らしく、艦隊攻撃を要請しても輸送船を積極的に狙いに行くでしょうね』
彼はイタリア海軍を全く信じていない。自分の部隊で出来る事をする筈だ。そしてドイツ海軍譲りか、彼には通商破壊が染み付いている。輸送船を倒しても、砲撃を受ければ半島国家である我がイタリアは終わりだと言うのに
『我々は、彼に艦隊攻撃を強制する立場にありません』
『・・・我々のみで、この艦隊を退けねばならないんだな?イタリアという国家の全力で』
ムッソリーニはそういってがっくりと肩を落とした
『・・・日本の艦隊と航空隊を使ってはいかがか?我々は彼等に宿を貸しているのです』
『そうだが・・・戦艦はたった一隻だぞ?』
しかも彼らの中で一番旧式な
『しかし、そんな不利な状況からイギリスの戦艦、そして空母を撃破しました・・・それに賭けるしか』
そう、無いのだ。戦力を増やす方法等、それしか・・・逃げることも出来ない。せっかく攻め込んだマルタを救援され、イタリアの沿岸都市を根こそぎ燃やされる事は、国家を預かる首領としても、一個人としても許せるものでは・・・いや、許せるものか!
彼は恐れの限度を越えると怒りが戻ってくるタイプだった
『・・・在イタリア本土の陸軍部隊全てを、日本人居留地に差し向けよ!それから日本大使館に連絡、陸海の責任者と謁見したいと伝えてくれ。我がイタリア三軍の長も同じくだ!マスコミには日本のヨイショを徹底的に行うように!』
ムッソリーニは矢次ぎ早に命令を下す・・・立ち向かって行くしか無い。でなければ我が身の、そしてイタリアの破滅が待っているだけだ・・・やってやろうじゃないか!
ムッソリーニは高らかに宣言した
『我がイタリアは、我々の持てる総力をもって、敵艦隊を迎え撃つのだ!』
感想・ご意見等ありましたらどうぞ
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。