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震災がれきから発見の写真供養
3月15日 14時43分

震災がれきから発見の写真供養
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震災のがれきの中から見つかった写真や位はいなどを公開していた宮城県石巻市の施設が震災3年を機に閉所され、15日、引き取り手が見つからず焼却することになった思い出の品々が供養されました。

石巻市では、自衛隊や警察などが捜索や復旧作業中に見つけた写真や位はいなどを洗浄したうえで、市内の「デジタル公開センター」で公開してきました。
これまでに26万枚の写真や、2000点の位はいや賞状などを持ち主に返却してきましたが、震災から3年がたち、写真などの劣化が激しくなってきたことからセンターを閉め、引き取り手のない品々は焼却することになりました。
15日はセンターの閉所式が行われ、出席者が黙とうしたあと、台の上に置かれた位はいなどおよそ600点を前に8人の僧侶がお経を読み上げ、祈りをささげていました。
石巻市危機対策課の二上洋介課長は「これまで家族の写真などを渡せたときは大きな喜びがありました。震災3年の節目でセンターを閉所しますが、写真はデータとして半永久的に確認することができるので、引き続き利用してもらいたいです」と話していました。
データ化された写真は、今後も石巻市役所の市民サロンで見ることができるということです。

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