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作家の大江健三郎さんらが反対集会3月21日 5時01分
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集団的自衛権の行使容認に反対する集会が20日夜、都内で開かれ、作家の大江健三郎さんらが「次の世代を担う若者たちのために戦争ができる国づくりを進めてはならない」などと訴えました。
20日夜、開かれた集会には主催者の発表でおよそ4000人が参加し、安倍総理大臣が集団的自衛権の行使容認に向けて憲法解釈を見直す考えを示していることについて相次いで反対の声が上がりました。
この中で作家の大江健三郎さんは「次の世代を担う若者たちのために戦争ができる国づくりを進めてはならない。憲法9条の理念であすの生き方をつくろう」と呼びかけました。
また憲法が専門で一橋大学名誉教授の山内敏弘さんは「憲法改正の手続きを経ずに解釈の変更で集団的自衛権の行使を容認するのは、『立憲主義』の破壊そのものだ」と指摘しました。
集会に参加した20代の男性は「今の政治に不安を感じ参加しました。私たち若い世代は憲法や政治と聞くと身構えてしまいがちだが、まずは身近な家族や親類と議論することから始めたい」と話していました。
集団的自衛権の行使容認を巡っては政府の有識者懇談会が来月にも憲法解釈の変更によって行使を容認する報告書を提出する見通しで、安倍総理大臣は解釈を見直す際は、与党との協議も踏まえて閣議決定する考えを示しています。
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