singtacks feed
03/21/2014 07:38
先日のエントリーについて
先日の就活生についてのエントリーについて
様々なご反応をいただく中、深く考えさせていただきまして
背景、意図などをご説明すべきだと判断し、
本エントリーにて、ご説明差し上げたく、投稿しております。
本エントリーについて
まずは私の投稿によって不安を持ったお客様をはじめ
社員、内定者、及び選考中の方々、並びに関係者の皆様に深くお詫びを申し上げます。
本エントリーにおいては会社及びサービスに携わる者の立場ではなく
エントリーを投稿した一個人の責任として書いておりますこと
ご承知いただけましたら幸いです。
先日のエントリーの削除について
一昼夜、自分自身の気持ちと向き合って考えてみましたが
内容および言葉の選び方について
感情的であり、また、私的な色合いが強く
会社および私が関わるサービス全般に対して、大部分が相応しくないと判断し
全文を削除させていただきました。
判断した動機としては、私の言葉が私的なものではなく
会社、サービスに対するご意見をいただくようになったタイミングで判断致しました。
また、現時点でも内容は感情的であり不適切であると考えているため
今後、自身のブログにおいて再掲載することはありません。
先日のエントリーを投稿した背景
ビズリーチでは13卒を12名、14卒を現時点で20名強が内定承諾済み、
そして15卒は14卒のさらに倍の採用計画を立てております。
14卒までの選考では、大部分が夏頃からの選考であり
大企業の選考が終わった後に、出足遅めでの選考が弊社での新卒採用活動のメインでした。
また、担当者も少なく、有名な採用媒体を使うことも無かったため
個々の学生に対して、しっかり時間を取って、
会社のこと、事業のことについて説明し、また活動上での悩みなどを聞いたりと
小さな会社ならではのスタイルで、学生ひとりひとりとウェットな関係を築き
弊社に決めていただけるように活動して参りました。
15卒においては採用計画上、いわゆる就職活動真っ盛りのこの時期から採用活動を開始し
また、今までとは一線を画す母集団を形成しなくては、採用計画が達成しえない見込みとなり
15卒については今年に入ってから本格的な採用活動を開始しました。
ただし、前述した14卒の活動は今月末のギリギリまで継続していたため
特にこの2月、3月においては14卒と15卒を、少ない新卒採用担当者でコントロールしながら
ウェットなスタイルのまま採用活動し続ける状況となりました。
僕自身、できれば全てのお会いする学生に対して
正しく弊社、及び事業、そして人を理解していただくために
多くの場合、ひとりひとりに1時間以上使います。
(もちろん面談までに意思が決まっている学生とは少ない時間で終わるケースもあります)
そんな中、ピークの時期は新卒採用面談だけで1日5面談、
中途採用を入れると7-8面談入る日もあります。
この状況になると
社内のこと、自分自身の作業に全く時間が使えなくなり
もともと私が持つ想いの中でも強い、
社内のコミュニケーションや、社員との関係をしっかり築きたいという感情に対して
だんだんと時間が無く出来ない自分にフラストレーションが溜まってきました。
事実、3月は上記問題だけでは無いですが
自分自身の至らなかった部分からくる
社内における失敗がいくつか発生しました。
この状況から先日のエントリーを書くきっかけになったことが
この時期選考中の一部の学生にとっては「ビズリーチが滑り止め」という事実と
彼らをゆっくり説得する時間と余裕が無いというジレンマです。
力の無い小さな会社である以上、もちろん仕方が無いことなのですが
いわゆる力をはかる面接というスタイルよりは、
お互いを理解しようという面談というスタイルを貫く採用活動の中
そういうウェットで時間をしっかり使う活動(やりたいこと)が時間的に難しくなり
出来るだけドライに選考して、滑り止めだとしても内定を出していくこと(やるべきこと)に
感情的に移行できない期間が生まれました。
そんな中、肉リーチなどによって出会った学生の方々(そのほとんどが優秀ですばらしい方)で
選考を受ける意思の無い方とも一定率接点を持つ機会が増えました。
その方からの何気ない発言だと理解はしているのですが
「選考を受ける意思がなくても、ビズリーチとしては学生と話せるだけでメリットがある」
というご意見をいただくことが何度かありました。
それは確かに間違いではないのですが
僕自身の1日24時間という時間、
せっかく仲間になってくれたメンバーとの絆を深める時間もままならなくなり
選考を受ける意思が無い学生の方々や、
きっと大企業に合格し滑り止めの弊社には来ないであろう学生と過ごす時間が
自分の能力とリソースの無さも相まって
虚しい時間のように思ってしまうようになりました。
(一応補足しておきますが
意思のある学生、ちゃんと考えてくれる学生との時間はとても有意義に感じています)
そういう想いが段々膨れ上がり
そのバランスを上手く取れない自分自身が腹立たしくなり
感情的に、就活生に対してその不和をぶつけてしまったのが先日のエントリーです。
この流れを読んでいただけると
会社としての方針や考え方は関係なく、また学生との時間は一生懸命過ごしています。
ただ、自分自身の心の中に悶々としたものが
どんどん積み重なってしまい、発散した、いわば愚痴のような個人の感情からなるエントリーです。
そのため、個々の内容について
思うところが無い訳ではありませんが
どう考えても感情的な部分が多く
ひとつひとつご説明する、というよりも
全体として私自身が発言する内容で無かったと考えておりますため
全文を撤回させていただきたいと思います。
お騒がせしてしまったことに対しては
本当に申し訳なく思っております。
今後の新卒採用について
時間的、リソース的限界が近いところは事実で御座います。
担当者を増やすなどの対策はもちろんですが
現時点では、学生ひとりひとりの性格を考えた上で、弊社の社員をアサインするなど
大量採用の割にはかなり手間隙かけていた採用活動を
繁忙期においては、これらオペレーションの簡素化や、時間短縮など
一般的な対策を持って対応していければと思っています。
(といっても私が新卒採用を担当しているわけではないので、あくまでもアイデアベースです
夏~秋になれば、また少し時間も作れるのではないかと考えています。
その際は、学生ひとりひとりに以前と同様にしっかりと時間を作って
何度も話をする機会が作れると思っています。
先日のエントリーで唯一、
WORK HARD, PLAY SUPER HARD.というテーマを持った会社であること
ここは弊社を表すそのままの言葉で御座います。
この言葉に共感していただける学生は少ないかもしれませんが
その方々とは真摯に対応したい想いは変わりません。
このエントリーでお分かりの通り
私をはじめ、社員全員の時間が足りない、リソースが足りない状況です。
想いに共感いただける仲間がもっともっと必要です。
このような機会だとしても弊社を知っていただき
興味を持っていただけたら、ぜひコンタクトをいただきたいと思っております。
長文失礼致しました。
重ねて、本エントリーは非常に私的な気持ちの部分で書かせていただきましたので
ご理解いただけましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
singtacks
竹内 真
株式会社レイハウオリ 代表取締役社長
株式会社ビズリーチ 取締役兼CTO
株式会社ルクサ CTO
2001年、電気通信大学情報工学科を卒業後、富士ソフトABC株式会社(現富士ソフト)に入社し、エンタープライズサービスを中心にさまざまなソフトウェアを開発。富士ソフトを2007年に退職後は、フリーエンジニアとして株式会社リクルートの基盤フレームワーク開発などに従事。2008年には株式会社ビズリーチの創業に参画しCTOとしてサービス開発を手掛け、また同年、Web開発・制作会社である株式会社レイハウオリを設立し、代表取締役に就任。2010年に「LUXA(ルクサ)」創業に伴い、同社CTOとして約1年半の間立ち上げに従事。現在は株式会社レイハウオリ代表取締役と株式会社ビズリーチ・株式会社ルクサのCTOを兼任する。社外では、mobyletメインコミッターなどのOSS活動や、各種講演会やセミナー講師としても活躍。
http://www.facebook.com/shin.takeuchi
http://twitter.com/takeuchi_shin