韓中企業に引き抜かれる日本人技術者の仰天「好待遇」
2014年3月20日 掲載
サムスンの発表会/(C)AP
■サムスンは「年収1億円、他に契約金数千万円」
多くの求人には、「別途住居費支給」「日本の所得税分を付与」「一時帰国費用負担」などの付帯条件があるのだからビックリだ。ソニーやパナソニックの40歳前後の技術者の平均的な年収は800万~900万円。それが海外の企業に転職すれば、確実に収入はアップする。しかも、日本ではテレビや冷蔵庫の技術者は、不採算事業として邪険に扱われているが、海外ではまだまだ必要とされる。技術者たちにとっては、それだけでもやりがいを感じるようだ。
これが巨大企業になると条件はさらに破格だ。ロイター通信が報じたところによると、韓国サムスングループが、ある日本人技術者に提示した待遇は、「年収6000万~1億円。契約期間3~5年。契約金数千万円。専属秘書、運転手付き自動車、100平方メートル超の家具付きマンション無償貸与」だった。