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【サッカー】

マンU 逆転で8強 ファンペルシーがハット

2014年3月21日 紙面から

◇欧州CL決勝T<1回戦第2戦>マンチェスターU3−0オリンピアコス

 【マンチェスター(英国)原田公樹】欧州チャンピオンズリーグ(CL)は19日、決勝トーナメント1回戦第2戦の2試合を行い、MF香川真司(25)が所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、昨季準優勝のドルトムント(ドイツ)がそれぞれ8強入りを決めた。ホームでオリンピアコス(ギリシャ)と対戦したマンUはFWファンペルシーのハットトリックで3−0で快勝し、2戦合計3−2とし、逆転で準々決勝進出。香川はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。ドルトムントはホームでゼニト(ロシア)に1−2で惜敗したが、2戦合計5−4で8強入りを果たした。

 8強入りを決め、ひとまず解任の危機から脱したマンUのモイズ監督は全身に安堵(あんど)感を漂わせた。「本当に喜ばしい。(ホームでリバプールに0−3で大敗した)日曜日の後、われわれはすごく良かった。自らのスタイルでやるべきことをやった」

 3−0以上の勝利が必要だったマンUは、立ち上がりから猛攻を仕掛けた。中盤から直線的なボールを放り込む作戦。フィジカルとパワーを前面に押し出した荒っぽいサッカーで次々とチャンスをつくった。

 前半24分にギグスからの直線的なパスをゴール前で受けたファンペルシーが倒され、PKを得た。これをファンペルシー自身が決めて先制。前半終了間際に再びギグスからの直線的なパスをゴール右でルーニーが受け、そのクロスからファンペルシーが追加点を決めた。さらに後半6分、ファンペルシーがFKを直接たたき込み、ハットトリックを達成。その後のオリンピアコスの猛反撃をかわし、逃げ切った。

 「CLでハットトリックを決められる選手は多くないが彼は間違いなくそのひとり」。指揮官は、チームと自らの監督生命を救ったストライカーを褒めたたえた。

 前日会見では、どこかのタイミングで香川を起用する考えを示していたが結局、ウオームアップだけ。自らの前言よりも勝利にこだわった采配だった。さらに指揮官は「クラブ内部からのプレッシャーはない。外部から感じる。それとうまく付き合うのが私の仕事だ。まあ、就任当時に予想したものより大きいけど…」と本音もチラリと見せた。 (原田公樹)

 

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