原子力規制委:東電社長が汚染水対策など報告
毎日新聞 2014年03月20日 21時07分
原子力規制委員会の田中俊一委員長は20日、東京電力の広瀬直己社長から、作業員の被ばく低減など福島第1原発の労働環境の改善状況や汚染水対策の進ちょく状況の報告を受けた。田中委員長は「廃炉作業は長い取り組みになるので、トップマネジメントでお願いしたい」と述べた。
昨年10月に人為ミスによる汚染水漏れが相次いだため、規制委は東電に労働環境の改善を指示しており、委員からは「投資を惜しまないでほしい」との注文が出た。広瀬社長は「決定打は無いが、漢方薬のようにとにかく見続けていくしかない」と話した。【鳥井真平】