福島第1原発事故:電力各社の賠償負担1630億円
毎日新聞 2014年03月20日 22時41分
原子力損害賠償支援機構は20日、東京電力福島第1原発事故の賠償に充てるため電力各社から徴収する「一般負担金」を、2013年度は前年度の約6割増に当たる1630億円と決めた。東電だけが支払う「特別負担金」はこれまで免除していたが、初めて271億円を徴収する。
機構は同日、政府に認定を申請した。政府は月内にも認定する。電力会社の赤字幅が縮小し経営改善の兆しが見られることから、賠償を円滑に進めるため徴収額を大幅に上積みした。機構に新たに加わった廃炉業務の費用も考慮した。前年度の徴収額は1008億円だった。(共同)