「韓米日会談は日本に免罪符」 韓国野党が反発

 韓国野党は20日、オランダ・ハーグで24日から開催される核セキュリティーサミットで韓米日3カ国の首脳会談開催が検討されていることを受け、懸念を表明した。

 国会外交統一委員会の野党幹事を務める野党第1党・民主党の沈載権(シム・ジェグォン)議員は同日午前、党幹部による政策会議で「首脳会談が、慰安婦問題、歴史歪曲(わいきょく)問題、日本の一方的な軍事大国化や右傾化の動きなどに免罪符を与える会談になってはならない」と主張した。

 統合進歩党のホン・ソッキュ・スポークスマンも論評で「今回の会談はこれまでの安倍政権による犯罪的な振る舞いに免罪符を与えるだけだ。慰安婦をめぐる妄言は元慰安婦の女性たちの人格までも残酷にじゅうりんした。女性たちの気持ちを少しでも考えたなら、青瓦台(大統領府)はこのような結論を絶対に出さなかったはずだ」と非難した。

パク・テロ記者
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