小説
第十七話中編
前回までのあらすじ
翔は、再び仮面を身に纏い闘いの戦火に再び身を投じるそんな中翔とフィリップによって倒されたスミロドーが息を吹き返しし義之達を襲い始めた、一時はもう駄目だと思った…しかしそんな時見知らぬ学ランを纏った少年が彼等を助けその少年の名は門脇 純と名乗りスミロドーに闘いを挑むがしかし奴の猛攻に対し遂に彼は義之達の前で変身をした
その姿は飛蝗に酷似した仮面の戦士、自らの姿を【仮面ライダーガイア】と名乗った、スミロドーは撃退されそして知るこの世界の仮面ライダーの事、そして出会う別々の戦士
第十七話 新たなR/甦れ風を纏う心優しき未完成の戦士 中編
場所 海上上空
W&なのは&はやて&ユーノ&アルフ&ナスカ&???side
30メートルを超す大型のキメラ・ドーパントに苦戦を強いられるW
その彼を援護する為、彼等はそれぞれの力を振るう
アルフ
「このデカぶつ!大人しくしろ!」
オレンジのバインドを首に巻き付けそれを引っ張る様に押さえつけるがその巨体に逆に引っ張られ手から血が滲み出る
アルフ
「っく、こなくそ!」
そしてまた、別の場所で
はやて
「行くで、なのはちゃん!」
なのは
「OKはやてちゃん!」
二人はそれぞれのデバイスを前に出し魔力を込める
なのは&はやて
「デバィン・バスター!/バルムンク!」
桃色の砲撃魔法を包むかの様に放たれる無数の剣の魔力光がキメラの巨体に突き刺さり辛うじてダメージを与え当たった箇所から煙で視界を封じられた
なのは
「良し!」
はやて
「これで、少しは…」
リィンフォース
『主!急いで回避を!』
突如煙から、発光現象を確認し急いで散開し煙を払いのけるかのようにキメラは口を開きエネルギー弾を放出し自らの力を示す
ユーノ
「二人とも大丈夫?」
咄嗟にユーノ防御魔法を張り直撃は避けるがほの20秒程でその結界は簡単に砕け散った
なのは
「ユーノ君も大丈夫?」
ユーノ
「僕は、平気だよ…それに翔さん達も頑張ってるからね…」
先程のエネルギー弾でアルフは、バインドを強制的に解かれ海に激突される所をWに助けられ苦いを表情を浮かべる
アルフ
「っく、なんだよアイツ、全然ピンピンしてるよ…翔、身体大丈夫?」
アルフは、Wの傷ついた体を見て思わずを訪ねてしまう…その体の傷は、先以上に酷くなっていた機械の部分は更に露出し右足の部分は火花がバチバチと聞こえた
W/翔
『オイオイ、俺のタフさ知ってるだろ?お前以上に鍛えてるんだ…居なく為ったアイツの為に此処で挫けるかよ!』
その想いを胸に灯しアクセルを回す…アルフを始めとするメンバーは、分かっていた…もう彼は居ないと、だから彼は、闘うのだろうか…誰かの想いを守る為に
W/翔
『それに、諦めるか…こんな所で諦めきれるかよ!俺は、絶対約束を守らなきゃ行けない…アルフ!お前もそうだろ?』
アルフ
「まぁね…んじゃいっちょかますかい?」
W/翔
『おう!でも、無理すんなよ!』
アルフ
「何時も無茶ばっかりしてる、アンタだけには言われたくないよ!」
アルフは、ハードボイルダーから離れWは再びキメラに接近する
W/翔
『そうだな、それに俺は絶対此処で死ねるか!』
ハンドルを大きく引っ張り上げウィリーをしキメラの巨大な腕に乗っかりアクセルを回しその腕を駆け上がる
キメラは、ハードボイルダーを払い退ける為片手を伸ばすが
アルフ
「だから、大人しくしろ!」
バインドで片腕を抑えそれぞれのメンバーもまたキメラの身体の箇所をバインドで抑えるが長くは持たない、ハードボイルダーはキメラの頭部の部分まで達しハードボイルダーを乗り捨てそして一気に奴の眼球に拳を叩き込んだ
キメラ
『ギギギギ、ギィアアア!!!』
その痛みに対切れず奴は混乱し手当たり次第に抑えられてない腕を振るうが一向にWは捕まらず、自分の身体の大きさを有利に利用する
W/翔
『ついでにもういっちょ!』
奴の鼻の頭を蹴り円を描くようにそのまま空中で一回転し左足の踵で反対の眼球も潰した
キメラ
『ギャアアア!!!』
W/翔
『へへへん!こっちは、デカい奴との闘いに慣れてるんだぜ!でも、吉と出るか凶と出るか…兎に角一旦離れ…うわぁ!』
突如何かに引っ張られ、良く見るとそれは黒い蛇の様な物が体に無数に巻き付きWの自由を奪った
なのは
「翔君!」
アルフ
「翔!」
バインドで抑えて居たメンバーはバインドを解き上を見上げる
W/翔
『なんだよ、こりゃバインドか?』
振り払おうとするが一向に解けずに逆にミシミシと体を締め付ける
W/翔
『ぐ、が…うぅく!』
どんどん抵抗する力を奪われ意識が朦朧となる…そしてWの目の前にナスカのコピー体が現れた
ナスカ
『如何ですか?仮面ライダー君、私の力を…どですか?』
W/翔
『き、貴様…フェイトをどうした!』
ナスカ
『自分の心配よりも彼女の心配ですか…ご心配なく、彼女は無事ですよ…今の所は、さてどですか?私の作る新たな希望の世界に賛同して頂ければ君の失った過去を【今】に取り戻せるんですよ?それを何故断る?貴方の失ったモノを返して上げるのに…何故拒否をする?分かりませんね…』
ナスカは、つまらないと言う表情を浮かべニタニタと笑みを浮かべるがしかし残された力を振り絞るかの様に拳を握りしめ己の意を口にする
W/翔
『いらねぇよ!そんなモン誰が欲しがるかよ!』
ナスカ
『おや、何故ですか?コレだけ、圧倒的な力を見せつけたと言うのに何故首を縦に振るわないのか?私の作る世界に何かご不満でも?』
W/翔
『ああ、口から反吐が出る位に不満だね!お前はその力を自分の為に使うんだろ?』
ナスカ
『ん?何を言ってるんですか?私は、私の思う世界にすれば…世界は全てが救われる、貴方の様に一個人の力では、どうする事も出来ない歴然の差を私が埋め尽くす…この私の手によってね!』
自分の事を語り翔は…いや、Wは自分の信念を決して曲げたりなどしない
W/翔
『ああ、そうだな…お前の言う通りだ…俺達はこの力を誇示して誰かを従わせる為に力の行使など絶対にしない!』
ナスカ
『おやおや、自分の力で自分の力以下の者にそれを示せば誰もが付いてきますよ?現に君は私の力以下ですよ?それでも私に従えば…戻って来るんですよ?全てが…』
ナスカの【従え】と言う言葉を耳にし自然と力が湧きあがって来た
W/翔
『自分の意に添わない者を自分の絶対服従の力で押さえつけるテメェのその腐ったやり方じゃ誰も頷かないぜ!』
徐々に無数の蛇のバインドが解かれ始めて来た
ナスカ
『どうやら、私の想いには賛同出来ないとは…実に残念ですね…良いでしょう、貴方は先に消えて下さい!』
そして更に蛇のバインドがWの身体を締め付けそしてナスカは右手を上げナスカは腕の周りにエネルギーを集めそのエネルギー弾が放たれようとした…誰もが手を伸ばし仮面ライダーWの死を…しかし海面上から爆音を轟かせて何かか迫って来た
ナスカ
『む?何だ?アレは…』
その爆音を発するモノは、バイクで海面の上を渉っていた
なのは
「え?アレってバイクだよね?」
ユーノ
「ハードボイルダーでも無い、誰か乗ってる!」
アルフ
「此処じゃ良く見えないけど…アレって?」
はやて
「ん?まさか!」
そしてそのバイクは大きく飛び上がりそしてタイヤのホイールからカッターが飛び出た
ナスカ
『何!?』
そしてそのバイクに乗った人物は大きく声を出しWに向かって叫んだ
???
『手を伸ばすんだ!』
そう言って左手を力一杯に伸ばし飛び上がった人物もそれを確認しハンドルを切り一気にWに巻き付けられたバインドにカッターで攻撃しバインドを強制的に破壊しWの左手を掴みWの救出に成功し再び海面の上を走り抜ける
ナスカ
『な、なんだと!?それに、有り得ない…あんなタイプの奴は、ドーパントでも無い…なら、何者だ!』
その人物に助けられた後一旦キメラから離れそしてそれぞれのメンバーが駆けつける
なのは
「翔君!」
はやて
「翔兄!」
アルフ
「大丈夫かい?」
W/翔
『ああ、大丈夫だ…この人が助けてくれた…えっと誰ですか?…え?もしかして【仮面ライダー1号】!?』
その人物の顔を見て思わず声を上げた、その飛蝗の仮面は余りにも酷似していたしかし、彼は首を横に振るい違うと答えた
ガイア
『いや、僕は仮面ライダーガイア…仮面ライダー1号・本郷 猛さんは、ボクの先輩のライダーだ、君は仮面ライダーだよね?』
W/翔
『あ、はい…えっと、貴方は、俺の知らない仮面ライダー…』
ガイア
『ボクも君を知らない…君の様な仮面ライダーは、初めて見る…随分ボロボロだね?大丈夫かい?』
W/翔
『え、ええ…仮面ライダーガイアは、聞いた事は無い俺は仮面ライダーWです!宜しくお願いします…この子達は俺の仲間です!』
そして後ろに居る彼女達に視線を送りそれぞれ名乗りでる
なのは
「私は、高町なのはって言います!」
ユーノ
「僕は、ユーノ・スクライアです!」
アルフ
「アタシは、アルフ!宜しく!」
はやて
「私は八神はやてです!宜しくお願いします!」
それぞれ挨拶を済ませるが問題が1点だけ有った
ガイア
『え?全員浮いてる?え?飛んでるの?どう言う事?』
W/翔
『あ、ああ…その説明後で良いですか?先ず、俺は貴方を知らない…そして俺達の事を知らないって事は…パラレルワールド…つまり【並行世界】からの仮面ライダーって事だよな…』
なのは
「えっと、パラレルワールドって?それに並行…何?」
W/翔
『ああ、ゴメンゴメン…えっとな例えばなのはちゃんさ、君が学校の帰り道に左と右の道が有るだろ?右を選べば友達と一緒に遊んでた結果と左を選べば家に帰ると選択になるんだ…つまり世界は色々な行動によって世界は色々な形が有るって事何だ…つまり彼は、俺達…魔法が無い世界から来た仮面ライダー…違う世界の仮面ライダーだ!』
W以外の全員は思わず息を飲み驚きを隠せず誰もが彼を見て驚いたそしてガイア自身もまた自分の陥った状況に対して驚いた
ガイア
『此処は、ボクの世界では無いと言いたいんだね?』
W/翔
『ああ、そうだ…何か特別な事は無かったか?何でも良い…良かったら話してはくれないか?』
ガイアは、少し考えそして意を決して答えた
ガイア
『ボクは、有る大きな闘いで勝利し…この姿を得たんだ…この力でボクは、ボク自身の因縁の相手【ショッカー】首領に最後の闘いを挑んだ…10人のライダー先輩の力を借りて闘い抜いて買って、その後光に巻き込まれて…そしてコイツと一緒に飛ばされたんだ…これはボクのマシン【クルセイダー】ボクの頼れる仲間だ!』
W/翔
『成る程…こっちの世界とは、まるで違う…それに俺が闘ってる相手は、ショッカーじゃない【ミュージアム】って言う連中だ…ショッカー同様に腐った連中だ…でも、どうして見知らぬ俺を助けてくれたんだ?』
ガイア
『それは、君の友達に言われたんだ…【翔を仮面ライダーを助けてって】言われたんだ…あの高台に居る子供達に…』
W/翔
『え?義之達に?あの義之達に何か有ったんですか?』
ガイア
『うん、猫型の大きな怪人襲われそうになったけど…その現場に偶然出会わせてボクが変身して助けたんだ…その後必死に頼まれて…君は彼等の友達だろ?』
W/翔
『え、ええ…そっか、危ない所をありがとうございました!それに俺の事も…あ、そう言えば本名を言ってませんでした、俺は黒木 翔って言います!えっと…』
ガイア
『ボクは、門脇 純…改造人間だ!』
全員その言葉を聞きまた驚きの余り声を失う…そして翔は、彼の手を取り力一杯に握り締めた
ガイア
『え?どうしたの?』
W/翔
『いえ、俺は…貴方の様に改造人間では無い…仮面ライダーです…だから、その…俺は…』
何て言って良いのか分からずただ手を握った…そしてガイアはその握った手を握り返す
ガイア
『大丈夫…君とボクは違う世界のライダーだ…でも【同じ仮面ライダー】だ…それで良いんだ…それに皆何か急いで居るんだろ?詳しい事は分からないけど、ボクにも協力させてくれ!』
W/翔
『え?でも…』
ガイア
『それに、ライダー同士は助け合いさ?なら、一緒に闘おう!』
再びその手を強く握りそしてその手を握り返す…そしてその光景を見る彼等は何故か熱い想いを胸に灯した
W/翔
『よっしゃ、行くぜ…ハードボイルダーは』
アルフ
「大丈夫、アタシが回収して置いたから」
そう言って魔方陣からハードボイルダーが現れWの目の前に来た
W/翔
『おう、サンキュー!因みに俺も少し魔法を使えます…ちょっと為れないですけど大丈夫ですか?』
ガイア
『う、うん…良し行こうか!』
そしてガイアとWはサイクロン・ロードに飛び乗りナスカとキメラの方に向かう…そして一方
ナスカ
『何故…何故だ…一体誰だ…アイツは…』
W/翔
『仮面ライダーだよ!』
ナスカ
『む!?来たか…そして知らない仮面ライダー!』
二人はナスカとキメラの目の前に現れ
W/翔
『今度は負けないぜ…って言う事で行きますよ!【先輩】!』
ガイア
『え?ボクが先輩?』
W/翔
『ハイ!だって、先輩は伝説の10人ライダーと一緒に闘った人…それに何だか呼び捨てに出来なくて、だから【先輩】です!』
ガイア
『先輩…か、ちょっとむず痒いね…それじゃ行こうか!ダブル!』
ナスカ
『何だ、一体お前達は!何だと言うんだ!』
W/翔
『俺達か!』
ガイア
『ボク達は、仮面ライダー!』
W/翔
『ああ、貴様の歪んだ計画を打ち破る自由の風の使者で有り!悪党専門対峙のスペシャリストだぜ!…先輩、アイツは強敵です!』
ガイア
『ああ、でも…ボク等なら大丈夫だ!ボクは違う世界から来たけど…今は…』
W/翔
『ハイ!俺達は【ダブルライダー】です!行きますよ!ガイア先輩!』
ガイア
『遅れるなよ後輩(ダブル)!』
今此処に別々の世界に居る異色のタックが結成した…今此処に全く新しいダブルライダーが肩を並ばせる…そしてこの闘いはどう後転するのか…それはまだ分からない
続く
翔は、再び仮面を身に纏い闘いの戦火に再び身を投じるそんな中翔とフィリップによって倒されたスミロドーが息を吹き返しし義之達を襲い始めた、一時はもう駄目だと思った…しかしそんな時見知らぬ学ランを纏った少年が彼等を助けその少年の名は門脇 純と名乗りスミロドーに闘いを挑むがしかし奴の猛攻に対し遂に彼は義之達の前で変身をした
その姿は飛蝗に酷似した仮面の戦士、自らの姿を【仮面ライダーガイア】と名乗った、スミロドーは撃退されそして知るこの世界の仮面ライダーの事、そして出会う別々の戦士
第十七話 新たなR/甦れ風を纏う心優しき未完成の戦士 中編
場所 海上上空
W&なのは&はやて&ユーノ&アルフ&ナスカ&???side
30メートルを超す大型のキメラ・ドーパントに苦戦を強いられるW
その彼を援護する為、彼等はそれぞれの力を振るう
アルフ
「このデカぶつ!大人しくしろ!」
オレンジのバインドを首に巻き付けそれを引っ張る様に押さえつけるがその巨体に逆に引っ張られ手から血が滲み出る
アルフ
「っく、こなくそ!」
そしてまた、別の場所で
はやて
「行くで、なのはちゃん!」
なのは
「OKはやてちゃん!」
二人はそれぞれのデバイスを前に出し魔力を込める
なのは&はやて
「デバィン・バスター!/バルムンク!」
桃色の砲撃魔法を包むかの様に放たれる無数の剣の魔力光がキメラの巨体に突き刺さり辛うじてダメージを与え当たった箇所から煙で視界を封じられた
なのは
「良し!」
はやて
「これで、少しは…」
リィンフォース
『主!急いで回避を!』
突如煙から、発光現象を確認し急いで散開し煙を払いのけるかのようにキメラは口を開きエネルギー弾を放出し自らの力を示す
ユーノ
「二人とも大丈夫?」
咄嗟にユーノ防御魔法を張り直撃は避けるがほの20秒程でその結界は簡単に砕け散った
なのは
「ユーノ君も大丈夫?」
ユーノ
「僕は、平気だよ…それに翔さん達も頑張ってるからね…」
先程のエネルギー弾でアルフは、バインドを強制的に解かれ海に激突される所をWに助けられ苦いを表情を浮かべる
アルフ
「っく、なんだよアイツ、全然ピンピンしてるよ…翔、身体大丈夫?」
アルフは、Wの傷ついた体を見て思わずを訪ねてしまう…その体の傷は、先以上に酷くなっていた機械の部分は更に露出し右足の部分は火花がバチバチと聞こえた
W/翔
『オイオイ、俺のタフさ知ってるだろ?お前以上に鍛えてるんだ…居なく為ったアイツの為に此処で挫けるかよ!』
その想いを胸に灯しアクセルを回す…アルフを始めとするメンバーは、分かっていた…もう彼は居ないと、だから彼は、闘うのだろうか…誰かの想いを守る為に
W/翔
『それに、諦めるか…こんな所で諦めきれるかよ!俺は、絶対約束を守らなきゃ行けない…アルフ!お前もそうだろ?』
アルフ
「まぁね…んじゃいっちょかますかい?」
W/翔
『おう!でも、無理すんなよ!』
アルフ
「何時も無茶ばっかりしてる、アンタだけには言われたくないよ!」
アルフは、ハードボイルダーから離れWは再びキメラに接近する
W/翔
『そうだな、それに俺は絶対此処で死ねるか!』
ハンドルを大きく引っ張り上げウィリーをしキメラの巨大な腕に乗っかりアクセルを回しその腕を駆け上がる
キメラは、ハードボイルダーを払い退ける為片手を伸ばすが
アルフ
「だから、大人しくしろ!」
バインドで片腕を抑えそれぞれのメンバーもまたキメラの身体の箇所をバインドで抑えるが長くは持たない、ハードボイルダーはキメラの頭部の部分まで達しハードボイルダーを乗り捨てそして一気に奴の眼球に拳を叩き込んだ
キメラ
『ギギギギ、ギィアアア!!!』
その痛みに対切れず奴は混乱し手当たり次第に抑えられてない腕を振るうが一向にWは捕まらず、自分の身体の大きさを有利に利用する
W/翔
『ついでにもういっちょ!』
奴の鼻の頭を蹴り円を描くようにそのまま空中で一回転し左足の踵で反対の眼球も潰した
キメラ
『ギャアアア!!!』
W/翔
『へへへん!こっちは、デカい奴との闘いに慣れてるんだぜ!でも、吉と出るか凶と出るか…兎に角一旦離れ…うわぁ!』
突如何かに引っ張られ、良く見るとそれは黒い蛇の様な物が体に無数に巻き付きWの自由を奪った
なのは
「翔君!」
アルフ
「翔!」
バインドで抑えて居たメンバーはバインドを解き上を見上げる
W/翔
『なんだよ、こりゃバインドか?』
振り払おうとするが一向に解けずに逆にミシミシと体を締め付ける
W/翔
『ぐ、が…うぅく!』
どんどん抵抗する力を奪われ意識が朦朧となる…そしてWの目の前にナスカのコピー体が現れた
ナスカ
『如何ですか?仮面ライダー君、私の力を…どですか?』
W/翔
『き、貴様…フェイトをどうした!』
ナスカ
『自分の心配よりも彼女の心配ですか…ご心配なく、彼女は無事ですよ…今の所は、さてどですか?私の作る新たな希望の世界に賛同して頂ければ君の失った過去を【今】に取り戻せるんですよ?それを何故断る?貴方の失ったモノを返して上げるのに…何故拒否をする?分かりませんね…』
ナスカは、つまらないと言う表情を浮かべニタニタと笑みを浮かべるがしかし残された力を振り絞るかの様に拳を握りしめ己の意を口にする
W/翔
『いらねぇよ!そんなモン誰が欲しがるかよ!』
ナスカ
『おや、何故ですか?コレだけ、圧倒的な力を見せつけたと言うのに何故首を縦に振るわないのか?私の作る世界に何かご不満でも?』
W/翔
『ああ、口から反吐が出る位に不満だね!お前はその力を自分の為に使うんだろ?』
ナスカ
『ん?何を言ってるんですか?私は、私の思う世界にすれば…世界は全てが救われる、貴方の様に一個人の力では、どうする事も出来ない歴然の差を私が埋め尽くす…この私の手によってね!』
自分の事を語り翔は…いや、Wは自分の信念を決して曲げたりなどしない
W/翔
『ああ、そうだな…お前の言う通りだ…俺達はこの力を誇示して誰かを従わせる為に力の行使など絶対にしない!』
ナスカ
『おやおや、自分の力で自分の力以下の者にそれを示せば誰もが付いてきますよ?現に君は私の力以下ですよ?それでも私に従えば…戻って来るんですよ?全てが…』
ナスカの【従え】と言う言葉を耳にし自然と力が湧きあがって来た
W/翔
『自分の意に添わない者を自分の絶対服従の力で押さえつけるテメェのその腐ったやり方じゃ誰も頷かないぜ!』
徐々に無数の蛇のバインドが解かれ始めて来た
ナスカ
『どうやら、私の想いには賛同出来ないとは…実に残念ですね…良いでしょう、貴方は先に消えて下さい!』
そして更に蛇のバインドがWの身体を締め付けそしてナスカは右手を上げナスカは腕の周りにエネルギーを集めそのエネルギー弾が放たれようとした…誰もが手を伸ばし仮面ライダーWの死を…しかし海面上から爆音を轟かせて何かか迫って来た
ナスカ
『む?何だ?アレは…』
その爆音を発するモノは、バイクで海面の上を渉っていた
なのは
「え?アレってバイクだよね?」
ユーノ
「ハードボイルダーでも無い、誰か乗ってる!」
アルフ
「此処じゃ良く見えないけど…アレって?」
はやて
「ん?まさか!」
そしてそのバイクは大きく飛び上がりそしてタイヤのホイールからカッターが飛び出た
ナスカ
『何!?』
そしてそのバイクに乗った人物は大きく声を出しWに向かって叫んだ
???
『手を伸ばすんだ!』
そう言って左手を力一杯に伸ばし飛び上がった人物もそれを確認しハンドルを切り一気にWに巻き付けられたバインドにカッターで攻撃しバインドを強制的に破壊しWの左手を掴みWの救出に成功し再び海面の上を走り抜ける
ナスカ
『な、なんだと!?それに、有り得ない…あんなタイプの奴は、ドーパントでも無い…なら、何者だ!』
その人物に助けられた後一旦キメラから離れそしてそれぞれのメンバーが駆けつける
なのは
「翔君!」
はやて
「翔兄!」
アルフ
「大丈夫かい?」
W/翔
『ああ、大丈夫だ…この人が助けてくれた…えっと誰ですか?…え?もしかして【仮面ライダー1号】!?』
その人物の顔を見て思わず声を上げた、その飛蝗の仮面は余りにも酷似していたしかし、彼は首を横に振るい違うと答えた
ガイア
『いや、僕は仮面ライダーガイア…仮面ライダー1号・本郷 猛さんは、ボクの先輩のライダーだ、君は仮面ライダーだよね?』
W/翔
『あ、はい…えっと、貴方は、俺の知らない仮面ライダー…』
ガイア
『ボクも君を知らない…君の様な仮面ライダーは、初めて見る…随分ボロボロだね?大丈夫かい?』
W/翔
『え、ええ…仮面ライダーガイアは、聞いた事は無い俺は仮面ライダーWです!宜しくお願いします…この子達は俺の仲間です!』
そして後ろに居る彼女達に視線を送りそれぞれ名乗りでる
なのは
「私は、高町なのはって言います!」
ユーノ
「僕は、ユーノ・スクライアです!」
アルフ
「アタシは、アルフ!宜しく!」
はやて
「私は八神はやてです!宜しくお願いします!」
それぞれ挨拶を済ませるが問題が1点だけ有った
ガイア
『え?全員浮いてる?え?飛んでるの?どう言う事?』
W/翔
『あ、ああ…その説明後で良いですか?先ず、俺は貴方を知らない…そして俺達の事を知らないって事は…パラレルワールド…つまり【並行世界】からの仮面ライダーって事だよな…』
なのは
「えっと、パラレルワールドって?それに並行…何?」
W/翔
『ああ、ゴメンゴメン…えっとな例えばなのはちゃんさ、君が学校の帰り道に左と右の道が有るだろ?右を選べば友達と一緒に遊んでた結果と左を選べば家に帰ると選択になるんだ…つまり世界は色々な行動によって世界は色々な形が有るって事何だ…つまり彼は、俺達…魔法が無い世界から来た仮面ライダー…違う世界の仮面ライダーだ!』
W以外の全員は思わず息を飲み驚きを隠せず誰もが彼を見て驚いたそしてガイア自身もまた自分の陥った状況に対して驚いた
ガイア
『此処は、ボクの世界では無いと言いたいんだね?』
W/翔
『ああ、そうだ…何か特別な事は無かったか?何でも良い…良かったら話してはくれないか?』
ガイアは、少し考えそして意を決して答えた
ガイア
『ボクは、有る大きな闘いで勝利し…この姿を得たんだ…この力でボクは、ボク自身の因縁の相手【ショッカー】首領に最後の闘いを挑んだ…10人のライダー先輩の力を借りて闘い抜いて買って、その後光に巻き込まれて…そしてコイツと一緒に飛ばされたんだ…これはボクのマシン【クルセイダー】ボクの頼れる仲間だ!』
W/翔
『成る程…こっちの世界とは、まるで違う…それに俺が闘ってる相手は、ショッカーじゃない【ミュージアム】って言う連中だ…ショッカー同様に腐った連中だ…でも、どうして見知らぬ俺を助けてくれたんだ?』
ガイア
『それは、君の友達に言われたんだ…【翔を仮面ライダーを助けてって】言われたんだ…あの高台に居る子供達に…』
W/翔
『え?義之達に?あの義之達に何か有ったんですか?』
ガイア
『うん、猫型の大きな怪人襲われそうになったけど…その現場に偶然出会わせてボクが変身して助けたんだ…その後必死に頼まれて…君は彼等の友達だろ?』
W/翔
『え、ええ…そっか、危ない所をありがとうございました!それに俺の事も…あ、そう言えば本名を言ってませんでした、俺は黒木 翔って言います!えっと…』
ガイア
『ボクは、門脇 純…改造人間だ!』
全員その言葉を聞きまた驚きの余り声を失う…そして翔は、彼の手を取り力一杯に握り締めた
ガイア
『え?どうしたの?』
W/翔
『いえ、俺は…貴方の様に改造人間では無い…仮面ライダーです…だから、その…俺は…』
何て言って良いのか分からずただ手を握った…そしてガイアはその握った手を握り返す
ガイア
『大丈夫…君とボクは違う世界のライダーだ…でも【同じ仮面ライダー】だ…それで良いんだ…それに皆何か急いで居るんだろ?詳しい事は分からないけど、ボクにも協力させてくれ!』
W/翔
『え?でも…』
ガイア
『それに、ライダー同士は助け合いさ?なら、一緒に闘おう!』
再びその手を強く握りそしてその手を握り返す…そしてその光景を見る彼等は何故か熱い想いを胸に灯した
W/翔
『よっしゃ、行くぜ…ハードボイルダーは』
アルフ
「大丈夫、アタシが回収して置いたから」
そう言って魔方陣からハードボイルダーが現れWの目の前に来た
W/翔
『おう、サンキュー!因みに俺も少し魔法を使えます…ちょっと為れないですけど大丈夫ですか?』
ガイア
『う、うん…良し行こうか!』
そしてガイアとWはサイクロン・ロードに飛び乗りナスカとキメラの方に向かう…そして一方
ナスカ
『何故…何故だ…一体誰だ…アイツは…』
W/翔
『仮面ライダーだよ!』
ナスカ
『む!?来たか…そして知らない仮面ライダー!』
二人はナスカとキメラの目の前に現れ
W/翔
『今度は負けないぜ…って言う事で行きますよ!【先輩】!』
ガイア
『え?ボクが先輩?』
W/翔
『ハイ!だって、先輩は伝説の10人ライダーと一緒に闘った人…それに何だか呼び捨てに出来なくて、だから【先輩】です!』
ガイア
『先輩…か、ちょっとむず痒いね…それじゃ行こうか!ダブル!』
ナスカ
『何だ、一体お前達は!何だと言うんだ!』
W/翔
『俺達か!』
ガイア
『ボク達は、仮面ライダー!』
W/翔
『ああ、貴様の歪んだ計画を打ち破る自由の風の使者で有り!悪党専門対峙のスペシャリストだぜ!…先輩、アイツは強敵です!』
ガイア
『ああ、でも…ボク等なら大丈夫だ!ボクは違う世界から来たけど…今は…』
W/翔
『ハイ!俺達は【ダブルライダー】です!行きますよ!ガイア先輩!』
ガイア
『遅れるなよ後輩(ダブル)!』
今此処に別々の世界に居る異色のタックが結成した…今此処に全く新しいダブルライダーが肩を並ばせる…そしてこの闘いはどう後転するのか…それはまだ分からない
続く
60/60
プロフィール
- 血液型
- 血液型はB型
- 自己紹介
- どうも、ピクシブから移転した二人で一人の探偵です。以後宜しくお願いします!
- 趣味
- 漫画・アニメ・ゲーム・特撮
- 特技
- 特に無い
- 職業
- 食品関係
- 小説について
- 俺の小説が【これは苦手、これは嫌だ】と言う方は回れ右をしてください。
苦手だと言う方はご遠慮します!
カテゴリー
最近のコメント
アーカイブ
携帯用QRコード