「性的暴行を受けた」 虚偽告訴の女2人を起訴

 仁川地検富川支部刑事3部(キム・ジョンヒョン部長)は20日、京畿道富川市の遊興酒店(日本のキャバクラのような風俗店)で「性的暴行を受けた」とうその告訴をした女性従業員A容疑者(20)を、虚偽告訴罪で逮捕・起訴した、と発表した。

 検察はまた、同業者と金の精算をめぐって争った末「わいせつな行為をされた」とうその告訴をした占い業者のB容疑者(58)=女性=も同罪で在宅起訴した。

 検察によると、A容疑者は昨年11月8日、富川市の遊興酒店で客と合意の上で性的関係を持ったにもかかわらず「性的暴行を受けた」として告訴した疑いが持たれている。

 一方、B容疑者は昨年9月17日ごろ、交際していた同業者の男性(60)との共同事業をやめるに当たり、十分な金を受け取れなかったため「4回にわたって、わいせつな行為をされた」といううその告訴をした疑いが持たれている。

 検察の関係者は「A容疑者は自然な性的関係を悪用し、示談金を要求した上、うその上申書を提出するなど、大胆で知能犯的な犯行に及んだ」と説明した。

 その上で「性的暴行事件は徹底した捜査を通じて真相を究明し、厳重な処罰を行っているが、無実の罪で処罰を受ける人が出ないようにし、性的暴行に関する虚偽告訴は、実際の性的暴行に匹敵するくらいの厳罰に処す方針だ」と付け加えた。

チョン・イルヒョン記者
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