都市計画案の縦覧期間中に提出された意見書の要旨等について

(1) 縦覧期間

平成24年9月18日(火曜)〜10月2日(火曜)

(2) 意見書総数

17,039件

うち

賛成意見
9,391件、55.1%
反対意見
7,570件、44.4%
その他
78件、 0.5%

(3) 意見の内訳 (1件につき複数の意見がある場合は全てカウントしている)

賛成意見

新ホールの文化・芸術面の効果に期待 7,859件
にぎわいの創出に期待 7,239件
計画的まちづくりに賛成 6,375件
再開発による徳島らしいまちなみの創出に期待 6,323件
新ホールの防災対策面に期待 6,156件
その他
  • ・ 音楽・芸術ホールの建設によるまちの活性化に期待
  • ・ しんまちボードウォークや近隣公園でのイベントとの相乗効果に期待
  • ・ 新町地区は変化していくべき街だ

など

137件
34,089件

反対意見

防災対策等を優先すべき 5,899件
ホール主体の計画では、活性化につながらない 5,478件
市民の税負担と市の財政負担に反対 3,780件
ホール内容や建設地に反対 2,907件
市民参加のプロセスが納得できない 2,515件
文化センターをリニューアルすべき 1,663件
ホール建設は動物園跡地にすべき 1,482件
その他
  • ・ 駐車場や駐輪場が不十分である
  • ・ 映画館や街中スタジアム、市立体育館等音楽・芸術ホール以外の施設の方が活性化になる
  • ・ 音楽・芸術ホールの規模が不十分である

など

335件
24,059件

(4) 項目別提出意見の要旨と徳島市の考え方

提出意見の要旨 徳島市の考え方
1. 【まちなみについて】
  • ・ 計画区域内には中心市街地であるにもかかわらず壊れそうな建物や空き家がたくさんあり、倒壊の危険や治安の悪化が心配されるので、再開発事業により一体的に整備して徳島らしいまちなみにしてほしい。
  • ・ 徳島の中心市街地であるので、皆がばらばらに建物を建てると雑居街のようになってしまうので、一定の計画のもとにまちづくりが行われる再開発事業に賛成である。
  • ・ 新町地区は変化していくべき街である。
  • ・ 一部住民のための税投入反対である。
  • ・ 景観を損ねる恐れがある。
 新町西地区を含む徳島駅周辺地域は、本市の中心市街地の中でもとりわけ重要な部分であるとともに、徳島を代表する地域資源等を有していることから、本市の都市計画マスタープランでも商業・業務地の中心区域として位置づけられております。しかし、郊外型大規模集客施設の相次ぐ進出や少子高齢化の進展等により、空き店舗が増え、建物の老朽化が進んでおり、まちの活力や県都の顔としての景観が失われつつあります。
 このような状況に対処するためには、早期に中心市街地の再生等に取り組む必要があることから、新ホールを核とした再開発事業を推進し一体的に街並みの整備を図る予定であり、これにより防災・減災対策の強化にもつなげていきたいと考えています。また、拠点となる川の駅の整備については、再開発と併せて行うもので、水都とくしまの魅力を実感できるエリアにしたいと考えています。
 文化センターが著しく老朽化していることを考慮すると、市民の皆さんが優れた音楽や舞台芸術に気軽に触れることができる新ホールを整備することの必要性は、ご理解いただけるものと考えています。
 眉山の眺望や周辺環境との調和が図られるように、建物の高さを抑えるなど、景観に配慮した建物とする計画です。
2. 【中心市街地活性化について】
  • ・ 再開発事業により、新ホールや拠点となる「川の駅」、商業施設などが整備されるので、街の再生につながり、賑わいの創出が期待できる。
  • ・ 音楽・芸術ホールの建設によるまちの活性化を期待している。
  • ・ しんまちボードウォークや近隣公園でのイベントとの相乗効果が期待できる。
  • ・ 再開発による資産価値の向上や商業の活性化による利益向上が期待できる。
  • ・ 徳島の中心地にも核となる施設が望まれる。
  • ・ 音楽・芸術ホールが8割を占める今回の計画では、まちの活性化につながらないと思うので反対です。
  • ・ 新町西地区より徳島駅前や東新町の活性化に力を入れる方が良い。
  • ・ 映画館や街中スタジアム、市立体育館等、音楽・芸術ホール以外の施設の方が活性化になる。
  • ・ 多くの人が住める街づくりをする方が良い。
 新町西地区は、JR徳島駅から約500mの徒歩圏内にあり、同駅前と眉山、阿波おどり会館を結ぶ「都心軸」と、新町川水際公園やしんまちボードウォークなど市民の憩いの場となっている「水と緑の軸」との交差部に位置する重要な街区ですが、近年はにぎわいが減少し、空き店舗や老朽化した建物が目立つなどの空洞化が進行しており、その再生を図ることは本市の喫緊の課題となっています。
 新ホールを核とする新町西地区市街地再開発事業は、中心市街地再生の先導的事業として位置づけており、県都にふさわしい都心軸の強化を図るとともに、新町川などの恵まれた地域資源を活かし、「川の駅」という新たな要素を盛り込み、徳島ならではの魅力ある都市空間の創出を目指すものです。
 これらの事業の推進により、新たな人の流れが生まれ、それを阿波おどり会館や新図書館、しんまちボードウォークなど既存施設のみならず、LEDやマルシェなどのイベント、周辺商店街等との連携を図ることで、ひょうたん島全体に賑わいを波及させていきたいと考えています。
3. 【事業計画について】
・ 現在の計画は、想像力・発想力が欠けている。  老朽化した文化センターに替わる新ホールについては、市民の芸術文化の創造拠点となるよう、鑑賞機会の提供だけでなく、芸術文化の創造活動を支援し、交流を推進するための施設として整備してまいりたいと考えております。また、新町西地区市街地再開発事業の中で行う拠点となる川の駅整備等により、新たな人の流れが生まれることから、それを阿波おどり会館や新図書館、しんまちボードウォークなど既存資源と連携させることにより、まちなかのにぎわい創出につなげ、また、LEDやマルシェ等のイベント、周辺商店街などと連携を図りながら、大きな相乗効果を目指したいと考えております。
・ 事業がうまく行かない時の責任の所在が不明である。  今回の再開発事業は地元権利者で組織する組合が施行主体となり、事業を実施することになりますが、本市としても、新町西地区市街地再開発事業は中心市街地の再生、新ホールの整備のため必要な事業と考えておりますので、組合とともに事業を推進していきたいと考えております。
4. 【市民合意について】
  • ・ 市民参加のプロセスに納得がいかないので反対です。
  • ・ 地元住民や権利者との合意形成が不十分である。
 市は、再開発事業について、権利者説明会や周辺住民説明会、市民説明会をあわせて8回開催し、加えて、都市計画決定に係る素案の縦覧及び公聴会などを実施しました。このように住民の皆さんから広くご意見をいただく場を設け、いただいたご意見を十分に計画案に反映させてまいりました。
 一方、事業の施行者である準備組合は、現地に事務所を開設し、権利者や周辺住民の方々に対し、説明会や個別訪問などを通して、誠意を持って対応していると聞いております。今後におきましても、準備組合とともに多くの方々のご理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えております。
 新ホール部分につきましては、整備計画策定に際してホール利用者や専門家等による意見交換会を開催いたしております。また、今後、管理運営方法の計画を策定する際にも、専門家や利用者の方々等のご意見を伺いながら市民の方が喜んで利用していただける施設となるよう検討を進めていく予定であります。
5. 【財政について】
  • ・ 昨年の東日本大震災の復旧と、徳島市の耐震対策に沢山のお金が必要な今、新町西の再開発に税金をつぎ込むのは反対です。
  • ・ 徳島市の津波対策、耐震対策などが急務で、新町西地区の再開発に血税の投入は反対です。
  • ・ 市民の税負担及び徳島市の財政負担を考えると反対です。
 本市では、市民の生命と財産を災害から守るため、防災・減災対策に積極的に取り組んでいるところですが、中心市街地の再生や老朽化した文化センターに替わる新ホールの整備もまったなしの状況であります。このような状況の中、本市は行財政の健全化に取り組んでおり、その結果、貯金に当たる基金残高が増加し、また、借金の大きさを表す、公債費比率も、約7%と類似団体の平均10%を下回るなど、財政の健全化は着実に進んでおります。今後とも、他の重要施策とのバランスをとりながら新ホールを核とする再開発事業の推進に取り組んでいきたいと考えております。
6. 【新ホール立地について】
  • ・ 音楽・芸術ホールは旧動物園跡地につくるのが市民合意です。
  • ・ 音楽・芸術ホール建設地は動物園跡地か東工業跡が良い。
新ホールの整備計画策定に際して、ホール利用者や専門家等で構成された意見交換会を開催し、これまでのホール建設計画に関する経過を説明させていただいた上で、新町西地区に整備する新ホールに対するご意見を伺いながら策定しておりますことから、一定市民のご理解はいただいていると考えております。
 また、このたびも都市計画決定に向けた手続きの中で市民説明会や公聴会等を開催し、市民の皆様からご意見を伺っております。
7. 【新ホール計画について】
  • ・ 音芸ホールの内容や新町西地区につくるのに反対です。
  • ・ 音楽・芸術ホールの規模が不十分である。
  • ・ 駐車場や駐輪場が不十分である。
 本市の文化センターは老朽化が著しい上に、約1,200席では客席数が少ない、ステージが狭いなどの課題があることから、改修では対応できないと考えております。新ホールは、約1,500席の大ホールや約300席の小ホールのほか、創造支援・交流スペースなど、市民の芸術文化の創造拠点として、鑑賞機会の提供だけでなく、芸術文化の創造活動を支援し、交流を推進するための施設として整備する予定です。
 また、新町西地区は交通アクセスが便利であるとともに、周辺には駐車場施設や飲食店などの商業施設があり、さらに、阿波おどり会館などの周辺施設やとくしまマルシェ等のイベントとの連携により新たな賑わいの創出が期待できると考えております。
 ホール施設の出演者等の駐車場については、再開発事業の中で整備する予定であり、来場者については、公共交通機関や、車で来られる方には周辺の公設・民間駐車場をご利用いただけると考えております。
  • ・ 新ホール整備の中で、災害時の避難場所などの防災面の充実が計画されているので期待している。
  • ・ 津波対策に利用できる。
 市では、再開発事業を地域の防災力強化につなげたいと考えています。防災の観点からは、まず、現在の老朽建物が除かれることで、地域の耐震、耐火対策が進みます。さらに、新ホールに災害時の避難所として活用できる能力を備えること、また、津波からの一時的な避難場所となる2階レベルに歩行者デッキ等を設けるなどの工夫が考えられます。合わせて、整備する船着き場は、災害時に陸上輸送ルートが寸断された場合には、海上から市内中心部への輸送ルートとして活用できる能力をもたせるなど、今後、設計を進めるなかで検討していきます。
8. 【文化センター等との関連について】
・ 文化センターを耐震リニューアルして、長持ちさせるべきです。  防災上重要な市有施設については、徳島市耐震改修促進計画に沿って、平成27年度末までに耐震化率100%を目指し、耐震化を進めているところであり、文化センターについても、この計画に基づき、関係部局と調整を図りながら耐震診断を早期に実施し、その診断結果を踏まえ、適切に対応してまいりたいと考えております。
・ 現在の文化センターの機能は、老朽化し貧弱であり、有名アーティスト等の公演がほとんど開催されない。新ホールができることにより、多様な公演等の開催が可能になり、市民が音楽や芸術に触れる機会が広がる。  文化センターは老朽化が進んでおり、客席数が少ない、ステージが狭い、大型舞台機材の搬入が困難等の課題があり、改修では対応できないと考えております。
 文化センターに替わる新ホールについては、有名アーティストの公演や一流のクラシックコンサートが開催できる約1,500席の大ホールのほか、市内に数少ない約300席の小ホール、またリハーサルや創造活動のできる創造支援・交流スペースを整備することとしております。なお、新ホールの管理運営等については、今後、都市計画決定後に専門家や利用者の方々等のご意見を伺いながら具体的な検討を進めていく予定であります。