2月15日未明、前日から降り続いた記録的な大雪が大きな事故をもたらしました。

元住吉駅を過走してしまい、停止位置を直していた渋谷発各停元町・中華街行きY516Fの後部に後続の渋谷発元町・中華街行き5155Fが追突しました。

幸い死者はなく幾人かのけが人が出ました。ATCは正常に作動していたとのことで、車輪と制輪子の間に挟まった雪のためではないかと考えています。あくまで個人的な考えですが。

もしそうだとすると西武の田無事故と全くおなじシチュエーションですね。

事故から一日経ち、全線が運転再開した16日に事故現場と事故車両を見てきました。

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まずは追突されたY516F
連結器やスカートがなく前面も大きく損傷していて非常に痛々しい姿です。

Y516Fは検修庫の山側に入っていました。

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 一方5155Fは高架下留置線の故障している4105F隣に置かれていました。
中間車が見えていますが、 (←横浜)5455-5355-5255-5155>-5555-<5855-5755-5655の順で置かれている模様です。(<>が運転台)


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海側留置線横の公道より
車体同士がぶつかり歪んでいるのがわかります。 

ちなみに4105Fですが、故障しているようで 1/25に元住吉検車区に行ったときも同じ位置にいたので長期離脱中のようです。

ここで懸念されるのが、東横線の車両不足です。
先ほど数えてみたところ5151F~5176F(除く5155Fと長津田入場中の一本(不明、もしかしたらなし?))で24本、Y511F~Y515Fで5本、5118F、5119F、5121F、5122Fで5000系が4本、現在8両編成は33本。

それに対して朝の運用数はなんと33運用。 長津田に入場している車があるとすれば今現在東横線の東急車8連運用は朝予備車なしで運用しているようです…
さらに10連も4105Fが離脱していますから、朝は稼働9本に対して運用8本でこちらは予備車1本。

東急車の予備車は現在10連1本のみととても少なくなっています。
まさか3本も一度に離脱するとは思ってもなかっでしょうね…
深刻な車両不足です。

2/17の06Kに関しては朝の出庫から17時前に和光市に着くまで東横線内は急行のみなためか4109Fで代走されていた模様です(目視で確認済み)
しかし本日は5169Fが充当していたのでもしかしたらダイヤ乱れを引きずっていただけかもしれません。

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2/17は10両が代走していた06K。本日は5169F 出庫から日中まで東横線内は全て急行のため8連が足りなくなる朝ラッシュ時に10両編成を充当することができる。

出庫時から日中ダイヤ終了時まで東横線内が全て急行の運用は06Kしかないので、これからももしかしたらこの措置が取られるかもしれません。
また、この追突事故にともなったのか東横線の3/15改正のプレスリリースから18Kの日中一部急行10連化の項目が削除されました。
この事故に関連する車両不足によるものとされていますが、どうなるのでしょうか。

ではでは