世界一指揮官が田中と対戦心待ち　早ければ４月１３日対決か

　昨季、世界一に輝いたライバル球団の指揮官が田中将大投手（２５）との対戦を心待ちにした。レッドソックスのジョン・ファレル監督（５１）は１９日までに、田中の印象について「才能があふれ、力強さを併せ持った投手」と絶賛。「タナカと対戦する機会を楽しみにしているよ」と直接対決へ心躍らせた。

　２００７年に松坂大輔投手（３３）がレ軍へ移籍した際に投手コーチを務めた同監督。日本人投手の特徴も熟知しており、「（田中を）ビデオでしか見たことがない」と言いながらも、「ストライクを先行させることができ、素晴らしいスプリットを投げる」と右腕の投球スタイルはすでに分析済みだ。

　現在、田中の公式戦デビューをめぐっては、米メディアも４月３日のアストロズ戦か、同４日のブルージェイズ戦かで予想が割れている。仮に先発３番手で３日にデビューすれば、レ軍との初対決は全米中継が決まっている同１３日が濃厚だ。田中自身はこの日、今キャンプ初の休みで完全休養。オープン戦での登板はあと２回予定されており、いよいよ開幕に向けて総仕上げに入る。　（タンパ穐村賢）