御嵩町亜炭坑陥没対策に補助金03月17日 09時56分
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石炭のひとつの「亜炭」を掘った跡の空洞が地下に広がり、市街地の陥没の危険が指摘されている岐阜県御嵩町で、空洞を埋め戻す工事に国の補助金が支給されることになりました。
岐阜県御嵩町は、明治時代から昭和40年代にかけて亜炭が採掘され、市街地の約60%の地下に採掘した跡の空洞が広がり、陥没の危険が指摘されています。
陥没を防ぐには採掘した跡の空洞を埋め戻す工事が効果的ですが、多額の費用がかかるため、岐阜県が国に補助金の適用を求めてきました。
その結果、大地震に備える事業として国から補助金の適用が認められ、40億円を上限に工事費用の90%を国が支給することになりました。
残りの10%は県が負担する方針で、御嵩町は新年度から埋め戻しの工事を行うことにしています。
御嵩町の渡邊公夫町長は「予防的な工事を実施できることは、大変ありがたい」と話しています。