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「血糖値下げる漢方薬」で重体 注意を
3月21日 6時41分

海外で、「血糖値を下げる漢方薬」として販売されていた製品を服用した60代の女性が、一時、意識不明の重体になっていたことが分かり、国民生活センターが注意を呼びかけています。

国民生活センターによりますと、去年、東南アジアで「血糖値を下げる漢方薬」として販売されていた製品を日本の60代の女性が服用したところ、血糖値が異常に下がり、一時、意識不明の重体になったということです。
女性は病院で治療を受けて意識が戻りましたが、処置が遅れれば、死亡するおそれもあったということです。
国民生活センターがこの製品を調べたところ、中には、漢方薬だけでなく、血糖値を下げるために使われる「グリベンクラミド」という薬品が含まれていましたが、製品のラベルにそうした記載はなかったということです。
この「グリベンクラミド」が混ぜられた海外の製品はほかにも見つかっていて、国民生活センターは、海外で薬や健康食品として販売されている製品の利用には、十分、注意するよう呼びかけています。
国民生活センター商品テスト部の菱田和己課長は、「海外の医薬品や健康食品には、安全性が確認されていないものや、表示にない成分が含まれているものもあるので、安易に利用しないよう、気をつけてほしい」と話していました。

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