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性能低下トラブルのALPS 調査続ける3月20日 4時20分
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東京電力福島第一原子力発電所の「ALPS」と呼ばれる汚染水の処理設備で、放射性物質を取り除く性能が大幅に低下したトラブルで、東京電力は原因が分かっていないため、引き続きこの設備の処理を停止し、調査を続けることにしています。
福島第一原発では、ほとんどの放射性物質を取り除くことができるとされる試運転中の「ALPS」と呼ばれる設備で18日、3系統あるうちの1つの系統の処理性能が大幅に低下していることが分かりました。
東京電力が3系統の処理すべてを止めて調べたところ、性能が低下した系統以外の2つの系統では、これまでと同じ程度まで放射性物質の濃度を下げることができていたということです。
一方、問題の系統で性能が低下した原因は依然分からず、東京電力は3月13日に行われていた汚染水から金属類を分離するためのフィルターの交換作業などが関係していないか、引き続き調査することにしています。
東京電力によりますと、ALPSで処理する前の高濃度の汚染水をためているタンクにはおよそ2万トン分の空きがあるということで、「問題のなかった2系統は処理できる状態だが、原因の調査が進むまで、当面、すべての処理を停止する」としています。
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