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福島第一 汚染水処理性能低下で原因調査3月18日 18時17分
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東京電力福島第一原子力発電所の、ALPSと呼ばれる汚染水の処理設備で、放射性物質を取り除く性能が大幅に下がっていることが分かり、東京電力は処理を止めて、原因を調べています。
福島第一原発では、ほとんどの放射性物質を取り除くことができ、汚染水対策の要とされる処理設備、ALPSの試運転が行われています。
東京電力によりますと、このALPSにある3つの処理系統のうち、フィルターの清掃のため停止していた系統で、処理性能が大幅に下がっていることが分かりました。
17日に採取した処理したあとの水を分析したところ、ベータ線という種類の放射線を出す放射性物質の濃度が、通常、処理前に比べて100万分の1程度まで下げることができていたのが、10分の1程度にしか下がっていなかったということです。
原因は分かっておらず、東京電力は原因や処理性能を調べるため、運転していたほかの2つの系統も含め、すべての処理を18日午後1時半すぎに停止しました。
東京電力は来月以降、ALPSを本格運転に移すことを目指していますが、これまでにもポンプの故障などで停止するトラブルが相次いでいて、安定した運転ができるかが課題になっています。
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